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ワールドタイマーの時計達

こんにちは。

今日は3月28日!

今日は『シルクロードの日』、『スリーマイル島の日』だそうです。

1900年のこの日に、スウェーデンの探検家・地理学者のスウェン・ヘディンによって、廃虚になっていたシルクロードの古代都市・楼蘭が発見されたことによってシルクロードの日となったそうです。

そしてスリーマイル島は3.11の福島原発の事故で知った方も多いと思いますが、1979年に世界初の原発事故がスリーマイル島で起こったんです。それから34年経ちますが、このたった34年間でチェルノブイリやら、福島やら、原発事故は起きており、この先100年単位で原発の安全性なんて語れるのでしょうか?そもそも『事故』って100%起きないことはないと思うんです。確率は下げることが出来ても、やっぱりどのような分野でも“事故”は必ず起こりえるもんだと思うんですよね。

乗り物と一緒です。

飛行機だって確率的には事故に合う可能性があります。毎日のようにそれに乗り続けていたら事故に合う確率もあがります。事故の大小はあれ、墜落事故となってしまったら命はないものだと思います。それでも事故率が低いという信頼性と便利だからという理由、または海外に旅行に行きたいという個人の欲求などで大勢の方が飛行機を利用しています。

原発も便利です。ある程度の信頼性も高いと思います。

ですが、飛行機と決定的に違うことがあります。飛行機は事故にあいたくなければ乗らなければいい。個人で選択ができるのです。

でも原発は個人で選択ができない。

嫌がる人を無理やり飛行機に押し込んで、毎日空の上を飛んでいるのと同じなんです。

・・・あ、なんか話が変な方向に言ってしまいました、、、、

ま、私信としては原発がなくても生活していけると思うんですけど。。。電気料金が上がるから原発は稼動させるべきだとか言う政治の方もいますが、そんなんだったら電気料金上げていいから消費税上げないで!って感じです。

 

さて、話を戻しまして、本日ご紹介する時計はこちら。

各ブランドのパイロットウオッチ・ワールドタイマーの時計達です!

ZENITH

ダブルマチック

1,207,500円

BREITLING

トランスオーシャン・クロノグラフ・ユニタイム

1,050,000円

IWC

パイロット ワールドタイマー

876,750円

いずれも昨年発表のあった新作たち。ワールドタイマーとは世界各国の時刻が同時に読み取れる機能がついたものをいいます。インナーベゼルに主要都市名が記載されているのが特徴です。

機能面より、そのデザイン的な部分がウケて購入される方も多いモデルです。

しかし、今日はこの3モデルの機能面での違いについてご説明します。

文章だとわかりづらいかもしれませんがご了承ください!

まずはIWCの方から

時計の針は10時を指しています。

黄色い枠で囲んだ部分に『TOKYO 10』とあります。

つまり、現在日本はAM10時ですよということです。

で、赤い枠で囲んだ部分に『PARIS 2』となっています。

東京が10時の現在、パリは深夜の2時ということになります。

で、実際にパリに移動したとします。そうしたらリューズを一段引き出して回すと短針(時針)だけが動きます。長針(分針)は動かないので瞬時に別の国の時間に合わせることが出来ます。

操作方法はよくあるGMT機能付の時計と同じです。

文字盤上ではパリに居て、パリが深夜2時の時、東京は10時、ニューヨークは21時というのがわかります。

一応、ワールドタイマーではあるのですが、GMT時計と思ってもらっていいくらいの内容で、操作はいたって簡単です。

次にZENITH

先ほどのIWCと同じように針が10時を指している時、12時位置の黄色い枠の部分に『TOKYO 10』とあり、赤い枠の所に『PARIS 2』とあります。

で、パリに行ったとします。まずリューズを一段引き出して時刻を2時にします。

この時計はIWCなどと違って短針(時針)単独での早送りができません。それが少し厄介です。

写真のように針を2時に合わせると、連動して時刻が記載されたインナーベゼルも動きまして 黄色で囲んだ『TOKYO』のところが2時を指してしまっています。

(針の指している時刻が12時位置のインナーベゼルに来るようになっています)

そこで10時位置のボタンを引き出し、回転させると都市名の記載されたインナーベゼルが回転します。12時位置に『PARIS』を持ってきて終了です。ちゃんと『TOKYO』も10時を指しています。

またこの時計にはアラーム機能がついています。

アラーム付の機械式時計も少ないので、そこがこの時計の一番の魅力だと私は思っています。

また、ビックデイトやクロノグラフも付いておりデザイン的にも面白いと思います。

ただ、秒針(スモールセコンド)が無いのを悔やむ方もいますが、ゼニスの傑作ムーブメントエルプリメロにはハック機能(秒針を停止させる機能)が元々付いていないので、秒針は無くてもよいと思います。

そして最後がBREITLING

こちらも先ほどのZENITHと同様に針が10時を指している状態で12時位置に『TOKYO 10』があります。8時方向に『PARIS 2』とあり、パリが2時だということがわかります。

で、今まで同様にパリに移動したとします。

リューズを一段引き出して回すと短針(時針)だけが単独で動きます(IWCと同様)

そして、それと連動してインナーベゼルが動きます。

ゼニスの場合はインナーベゼルの時刻の部分だけが連動して、都市名は連動しませんでした。

しかし、このブライトリングの場合は都市名も連動します。

つまりは短針を2時に合わせるという意識で動かさなくても、パリに移動したなら、パリの都市名を12時位置に持ってくるような意識でリューズを回せば、一発で自動的に時刻もパリ時間に合わせられるといった代物なのです。

これはブライトリングが特許をとった仕組みだそうです。

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総評

以上を元に総評してみますと、いずれもそれぞれに魅力はあります。

ワールドタイマーという機能の実用性を考えるとブライトリングが一枚上手だと思います。

また、70時間以上のパワーリザーブや5年保証など、自社ムーブメントの魅力が詰まったモデルでもあります。

一方で実際問題、世界各国を股にかけて飛び回る方などは少ないわけで、大抵は海外へ行くと言っても1カ国だけの場合が多いはず。そのような面での実用性を考えたらGMT機能だけで十分なわけで、その点で言うと機能的にはただのGMT、でも見た目はワールドタイマーというIWCなんかは魅力があります。価格も他の2本と比較しても安いですし。

そして、ゼニスですが、これは正直ワールドタイマーとしての使いやすさはブライトリングと比較してしまうと使いづらいです。私が個人的にマイナスに感じる点は短針(時針)を単独で動かせないところです。しかしながら、アラーム付きなのがそのマイナス部分を補うに足る魅力があります。実用度から言ったら機械式のアラームなんかを必要とする場面なんてのも無いと思いますし、時間に遅れてはいけないアラームという機能を考えると携帯電話の方が信頼性も高いはずです。しかし、そこは実用性だけを求めるのではなく、歯車とゼンマイだけで動く機械式時計という芸術品を愉しむということを目的に考えるならば、このアラーム機能というのは視覚や触覚を刺激するだけでなく聴覚をも刺激してくれる機械式時計なのです。

そんなわけで、ワールドタイマーの時計達はどれもそれぞれ魅力のあるモデル達です。

この文章だけではわかりづらいと思いますので、ぜひ店頭にて手に触れてご覧になってみてください!

あ、最後に。

本日は三ツ矢サイダーの日でもあります。

あと、三つ葉の日ですって。

 

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