今日までPANERAIを語らせて!④
おはようございます。
古町6 スリーク新潟の飯田です。
本日は『マッチの日』だそうです。マッチって1948年まで配給制だったそうで、1948年の今日から自由販売がされるようになったそうですよ!
へぇ~!と思って調べてみると当時は生活必需品は配給制のものが多かったみたいですね。
そういえば勉強したことがあるようなないような・・・・
米や味噌や砂糖なども配給制だったようですが、何だか僕にはリアリティがないので遠い昔の出来事のように感じますが、僕の祖父や祖母はリアルに生活していた時代なんですよねぇ。。。
こういうのって、なんか不思議な感覚になります。
ちなみにどうでも良いですが『マッチ売りの少女』は1848年に発表されたそうです。
あと、本日は『オゾン層保護の為の国際デー』らしいです。
1994年の国連総会で「9月16日を国際オゾンデーとする」ことを決議。国際デーの一つ。
『1987年のこの日、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が採択された。1999年までにフロンガス等の消費量を半分にする方針が決定され、日本等24か国が議定書に調印した。』
と、いうことです。
思い出します。中学生の頃、ちょっとオシャレを意識し始め伝説の人気整髪量『ダイエースプレー』を買っていた頃を!
当時、スプレーにはフロンガスが使用されていて、フロンガスを使用するとオゾン層が破壊される!ってワイドショーで話題になっていました。
僕なんか『もうダイエースプレー使えないのかよ?』と戦々恐々としていたものです。
それからはや30年弱が経過するんですねぇ。現在のオゾン層はどんななんでしょうか?
さて、本日も前置きが長くなりましたが、今日もパネライを語ろうじゃありませんか!
と、言うことで
まずは息抜きにこちらをご覧になってみてはいかがでしょうか???
フィレンツェ時計物語。
パネライの魅力が存分に語られています。
さて、本日はパネライのムーブメントについて話します。
パネライは現在、自社で製造しているムーブメントのベースの種類は5つ
P2000系・・・2005年発表
P9000系・・・2009年発表
P999系・・・2010年発表
P3000系・・・2012年発表
P5000系・・・2013年発表
となります。
【↑P.2002】
2002年より開発に入り、2005年に発表されたP.2002はパネライ初の自社ムーブメントにして、パネライの最上位機種として君臨するムーブメントです。
P.2002をベースに改良を加えたP.2003やP.2004などとバリエーションも豊富になっているのがこの2000シリーズです。
特徴は
・8日間以上のパワーリザーブ(天体時計のみ4日間)
・水平表示パワーリザーブインジケーター
・秒針の0リセット
・GMT表示付
・デイ&ナイト表示
といったものがあります。
もちろん、この機能をささえる構造もかなり骨太な作りです。
両ウケのテンプやフリースプラング、全体を覆う巨大なブリッジなどが良い例です。
パネライの最強にして最高のムーブメント、それがP.2000系です。
【↑P.9000】
P.9000はパネライ第二の自社ムーブメントとして登場しました。P.2000系がどれも100万円以上するハイスペックの高額モデルだったので、一般受けしやすいコストに下げた機種がこのP.9000系です。コストを下げると言うとあまり良いイメージじゃないかもしれませんが、よくよく見ると過剰なスペックがなく考え方によっては一番使いやすいムーブメントです。
特徴は全て3日間のパワーリザーブで自動巻き、日付表示付というところ。
P9001やP9002はそこに0リセット、GMT、パワーリザーブ表示がついたものとなります。
もし、機械式時計を初めて買おうと思ってパネライを探している方にはこのP.9000系がお勧めです!
【↑P.999】
こちらは他のパネライの自社ムーブメントとは趣向のことなるムーブメントです。
アンティークの時計などに多く見られるような古典的な作りと美しさのあるムーブメントです。
他の自社ムーブメントがフリースプラングを採用しているのに対して、こちらは緩急針を採用。しかもスワンネックを使っており、テンプにはチラねじもありで、かなり通好みな作りになってます。
個人的には好きな作りですが、逆に『なぜパネライがこんなムーブメントを?』と思ってしまうようなパネライらしからぬムーブメントでもあります。
まぁ、そのような点が見たら一般的なパネライの持つイメージが好きじゃない方はこのP.999を搭載した42mmのラジオミール(PAM00337など)なんかはお勧めできます。『パネライのごっつい感じは好きじゃないけど・・・』という方にウケのいいモデルです。
【↑P.3000】
こちらは47mmサイズの30年代~50年代の復刻モデルを発表する為に開発された機械と言ってもいいでしょう。大型で屈強、高精度設計のムーブメントです。
P.2000系の流れを汲む両ウケのテンプでフリースプラングを採用。香箱は2つなので3日間のパワーリザーブだが充分発展性のある作りをしています。
特徴は手巻きで3日間のパワーリザーブがあること。
ベースのP.3000にGMTやパワーリザーブ表示などを備えたP.3001やP.3002がある。
このような展開の仕方はP.9000系と同じである。
50年代のアンティークなパネライに興味がある方にはこのP.3000系のモデルがお勧めです!
【↑P.5000】
そしてこちらは今年発表のあった最新作。
搭載されているモデルなどを見る限りでは現行のユニタスムーブ搭載モデル(PAM00112やPAM00111など)に代わるものとして登場したように思われます。
今まではパネライのP.2000系をトップにその下に自動巻きのP.9000、手巻きのP.3000とP.999が位置づけとしてありました。ETA系のムーブメントはそのさらに下の扱いでした。
なのでETA(ユニタス)の後継機と考えると単にこのP.5000はP.3000よりも格下の位置づけにあるムーブメントのように思えてしまいます。
しかし、P.5000は8日巻きなのです・・・・
そこがニクイ!!
8日巻きというとパネライの伝統的なパワーリザーブです。
その昔はアンジュルス製の8日巻きを使っていましたが何故8日巻きのものを採用していたかと言うと頻繁なリューズ巻上げによる防水不良が発生するのを避ける為でした。
パネライ初の自社ムーブP.2002が8日巻きだったのもそのような理由から。
P.5000、このムーブもなかなか見逃せないです。。。
と、まぁこの短期間でここまでのベースムーブメントを開発するパネライの開発力も凄いですし、それぞれのコンセプトの区分け方もすばらしいです。
そんな自社ムーブ搭載モデルなら個人的にはやっぱりこのモデルが惹かれます。
PAM00233
44mm
100m防水
1,323,000円
パネライの初にして最強の自社ムーブメントP.2002を搭載したモデルです。
パネライ自社ムーブ搭載の初号機ながら、その完成度の高さは素晴らしいものがあります。
それはスペックだけではなく、外装の細部にまでわたるディテールが凄いのです。
風防はサファイアガラスをドーム型にカットしており、斜めから見た時の瓶底のような歪んだ感じはアンティークウオッチのプラスチック風防と通ずるものがあるディテール。
文字盤のインデックスのアラビア数字の大きさのバランスも絶妙。
実は他のモデルのバランスと少し違っていて、このPAM00233は若干数字が大きくなってるんです。
また、手巻きの為、厚さも絶妙なバランスで着けやすいのです。
もう、言葉ではウマく表現できないのですが、このモデルは他のパネライのモデルにはない
何と言うかオーラみたいなものが宿っているように感じます。
じっくりと見比べて、試着し比べてもらうとわかっていただけると思います。
2002年から自社ムーブメントの開発に着手し、2005年に完成し、
それを搭載するモデルとして選ばれたこのPAM00233はパネライのプライドが滲み出ている時計です。
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9月21日(土)~9月29日(日)
古町6 スリーク新潟 3F特設会場
11:00~20:00
今年の新たにモデルチェンジしたインヂュニアにスポットのあてたイベントです。
もちろんインヂュニア以外にもIWCのフルコレクションをご覧いただけます。
詳しくはコチラをご覧ください。
また、22日はスペシャルトークショーがあります。
IWCを愛用されているスポーツジャーナリストの中西哲生さんと
FM PortでDJをしている島村仁さんとのトークセッション。
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