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【BREITLING STORY】 ~SUPEROCEAN~

こんにちは。

 

スリークの飯田です。

 

夏になるとどうしても気になってくるアイツがいます。

 

そう

 

ダイバーズウオッチ。

 

私も20年間想いを寄せ続けて、ようやく2018年に手に入れたスーパーオーシャン。

 

今日はスーパーオーシャンのお話です。

 

 

ダイビングの歴史

 

 

現在、あらゆる時計のモデルがあるが、1つのジャンルとして『ダイバーズウオッチ』というものがあります。

 

『ダイビング』なんて言葉も当たり前のように使われますが

 

そもそも、人類にとってダイビングとはどのような経緯から生まれてきたのでしょうか?

 

もちろん人類の探検心というのも大きかったのですが、大きく発展していく背景としては

 

難破船からの回収作業の必要性があったようです。

 

 

初期の頃のダイビングはダイビングベル(潜水鐘)と呼ばれる物を使って潜っていました。

 

 

 

その後、18世紀になってダイビングスーツが生み出されました。

 

 

 

 

空気ポンプによって空気が送られるので全くの自由というわけではなかったようですが

 

ダイビングベルによる制限からは大きく解放されました。

 

 

 

 

こうやって見てみるとダイビングというのは宇宙服のような時代があって、

 

深海への探検は非常に大きな冒険だったのだなぁ、、、、と思います。

 

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ダイバーズウオッチの誕生

 

 

いま、私たちが『ダイビング』と言って思い浮かべるのは所謂『スキューバダイビング(自給式ダイビング)』だと思います。

 

このスキューバが発明されたのが1943年。

 

あのジャック=イヴ・クストーらによるものでした。

 

このようにしてダイビングが進歩を遂げ、職業となると同時に趣味としても定着していったのが1950年代だったのです。

 

そのような社会の中、各時計ブランドもダイバーズウオッチを開発していくことになります。

 

 

有名なのですと1953年に誕生したロレックスのサブマリーナ

↑1953年 ロレックス『サブマリーナ』

 

 

 

 

続いて、オメガのシーマスター300なんかもありました。

↑1957年オメガ『シーマスター300』

 

このオメガのシーマスターと同じ年に誕生したのが

 

ブライトリングの『スーパーオーシャン』だったのです。

↑1957年ブライトリング『スーパーオーシャン』

 

 

ブライトリングらしく

 

クロノグラフのスーパーオーシャンも出していました。

 

 

 

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スーパーオーシャンの変遷

 

 

↑60年代のスーパーオーシャン。

 

60年代のスーパーオーシャンはドットインデックスを採用し、スポーティーな雰囲気が増しました。

 

 

 

 

 

その後、79年に経営がアーネスト・シュナイダーに渡り、クロノマット、オールドナビタイマー、エアロスペース・・・・と発売されていく中で

 

【スーパーオーシャン】ネームのモデルが消えていきます。

 

 

そのスーパーオーシャンが復活したのが

 

1995年!!

 

【コルト・スーパーオーシャン】でした!

 

↑1995年【コルト スーパーオーシャン】

 

特徴は84年発表のクロノマットで好評を得たベゼルに付いた『ライダータブ』をこのモデルにも付けました。

 

と、言いますか、このスーパーオーシャンが登場する以前から『コルト』というモデルを作っており

 

このコルトにライダータブが搭載されていて、防水性が300Mありました。

 

そのコルトのハイスペックダイバーズとして1000Mの防水性能を持たせたモデルとして登場したのがこのモデルです。

 

このコルト・スーパーオーシャンの開発にあたってはアメリカ海軍のシールズと共同開発したようです。

 

 

 

そして、この『コルト・スーパーオーシャン』と併売するカタチで

 

1998年『コルト・スーパーオーシャン プロフェッショナル』が登場します。

↑1998年コルト・スーパーオーシャン プロフェッショナル

 

 

この2本の違いは通常モデルがポリッシュ仕上げに対してプロフェッショナルは艶消しのサテンしあげでした。

 

また、防水性能もプロフェッショナルは1500M防水となっています。

 

 

文字盤カラ―のバリエーションも違っており、

 

通常モデルは黒、青、オレンジ、

 

プロフェッショナルの方は黒と黄色。

 

 

 

当時、あの黄色文字盤が欲しかったんですよね、、、、、、

 

いつか買おう!!と思ったまま買えなかった時計です。。。

 

 

その後、2000年になると『コルト』がネーミングから取れて『スーパーオーシャン』になります。

 

2002年にはプロフェッショナルがなくなり、ただのスーパーオーシャンが1500M防水になりました。

(この時に欲しかった黄色文字盤も消失)

 

2004年には『スーパーオーシャン』と併売で『スーパーオーシャン スチールフィッシュ』が登場。

 

 

↑2004年『スーパーオーシャン スチールフィッシュ』防水性は同じ1500M

 

 

 

2005年にスチールフィッシュが42mmから44mmにサイズアップ、防水性も2000M防水になって

『スーパーオーシャン スチールフィッシュX-PLUS』という名称に。

↑2005年 スーパーオーシャン スチールフィッシュ X-PLUS

 

こうして

1500M防水のスーパーオーシャン

2000M防水のスーパーオーシャンスチールフィッシュ

 

というラインナップになります。

 

 

1995年に誕生したスーパーオーシャンは年数を経て

ブレスの仕様や防水性などのスペックは上がってきましたが

基本的なデザインは変わることなく続いていました。

 

そのスーパーオーシャンがついに2008年にモデルチェンジ。

↑2008年スーパーオーシャン

(黄色文字盤復活!!)

 

 

さらにその2年後の2010年にはフルモデルチェンジいたします。

 

↑2010年スーパーオーシャン

 

このモデルチェンジによりスチールフィッシュが無くなります。

(黄色文字盤も無くなりました、、、、フリンジで色違いを出す手法になります)

 

そして

1500M防水はスーパーオーシャン42

2000M防水はスーパーオーシャン44

 

というふうになりました。

上のモデルで言うと右側3本がスーパーオーシャン42(42mmだから)、

左の2本がスーパーオーシャン44となります。

 

イタリック書体のアラビアインデックスとラバーでモールドされたベゼルが特徴でした。

 

ベゼルの0ポイントに夜光塗料がないのが個人的には少し物足りなさを感じましたが今までのスーパーオーシャンのイメージを大きく変えた野心的なモデルでした。

 

なにせ、ベゼルからライダータブが無くなったんですもん!!

 

 

 

このモデルが登場してから5年後の2015年

 

さらにモデルチェンジをします。

 

 

↑2015年スーパーオーシャン

 

デザインが統一され、レディースモデルの36㎜も登場しました。

 

また、スペックが変わります。

 

スーパーオーシャン36⇒200M防水

スーパーオーシャン42⇒500M防水

スーパーオーシャン44⇒1000M防水

 

 

2005年にスチールフィッシュX-PLUSが登場して以来の

42mmは1500M防水、44mmは2000M防水という不文律が崩されます。

 

ここにきてなぜスペックダウンをさせたのか?

 

防水性を高くすると時計はケースが厚くなっていきます。

(水圧に耐える為に風防を厚くしたりするから)

 

ケースが厚くなれば自ずとゴツイ時計になります。

 

ブライトリングではシーウルフという3000M防水の時計を作っていたので高深度の防水性をスーパーオーシャンに求めなくてもいいのではと判断したのではないでしょうか。

 

そもそも、スーパーオーシャンの出自がレジャーダイビングの人気が出てきた頃ですからね。

1000M防水でも十分すぎるくらいなんです。

 

ちなみに他のブランドではダイバーズのシリーズは一律300M防水というところもあります。

 

一般的にダイバーズウオッチと呼ばれる時計の基準になっているのがこの300M防水です。

 

それを考えてもハイスペックではあるんですけどね。

 

ちなみにこの新しいスーパーオーシャンが発表された時にデザイナーのエディ・ショッフェルさんはインタビューで答えています。

 

テロや紛争などが起こる現代において、人々の心に平和と安寧が訪れるようにしたいと。

 

気が休まるような落ち着いた時計にしたかったと。

 

その中でブライトリングらしさを損なわず詰めていった厚さや色だったようです。

 

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2019年新作スーパーオーシャン

 

2015年から4年続いたこのスーパーオーシャンも

 

2019年、モデルチェンジをいたしました。

↑2019年スーパーオーシャン46

 

↑2019年スーパーオーシャン44

 

 

↑2019年スーパーオーシャン42

 

 

46㎜サイズが登場しました。

 

46㎜⇒2000M防水

44㎜⇒1000M防水

42㎜⇒500M防水

 

 

46㎜はケースがブラックスチールになっており

各文字盤の種類が

46㎜⇒黒文字盤、青文字盤

44㎜⇒黒文字盤、青文字盤

42㎜⇒黒文字盤、白文字盤、オレンジ文字盤

 

あの懐かしのオレンジ文字盤が帰ってきたのです!

 

 

 

価格はベルトの仕様によって変わりますが

46㎜⇒520,000円~

44㎜⇒420,000円~

42㎜⇒400,000円~

 

となっています。

 

意外とお求めやすい価格です。

 

 

 

 

 

 

また、今までのモデルと違う特徴としては

 

ラバーでモールドされたベゼルだったのが、今回はスチールを焼き付けしたベゼルに変更。

 

それによりベゼルに高低差が出て立体的になりました。

 

 

文字盤は従来よりもスッキリしました。

 

デザイナーがショッフェルさんから変わったので今までにない雰囲気になりました。

 

今年のブライトリングの話題モデルの1つです!!

 

 

スーパーオーシャン42

440,000円+税

 

個人的なおススメモデルはこのオレンジモデル。

 

いやぁ、オレンジのスーパーオーシャンが懐かしいです。

 

カジュアルに、気軽に身に着けるならこういうカラー文字盤の時計も良いですよね!!

 

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スーパーオーシャンヘリテージ

 

 

 

と、これまで紹介してきたモデルとは別に

 

【スーパーオーシャン ヘリテージ】というモデルがあります。

 

初出は2007年

 

↑2007年 スーパーオーシャンヘリテージ

 

ネーミング指し示すように、こちらのモデルは1957年に登場した初代スーパーオーシャンの復刻になります。

 

2007年当時はミラネーゼブレスといわれるメッシュのブレスが大きな反響となりました。

 

今でこそ、このミラネーゼブレスは他ブランドでも目にしますが、元々は50年代60年代に使われていたデザイン。

 

しかし、ここ最近で最初にミラネーゼブレスを復刻したのがブライトリングでした。

 

ブライトリングのこのモデル以降、色んなブランドからミラネーゼブレスの時計が出るようになり、

 

今では市民権を得た人気のブレスレットになります。

 

 

 

現在でもこのスーパーオーシャンヘリテージは人気モデルとしてラインナップされています。

↑現行モデル(2017年)

 

現行モデルは42mm、44mm、46mmの3サイズ展開。

 

2007年当初と比べると基本的なデザインは変わらないのですがベゼルがセラミックになっています。

 

そして、なによりムーブメントが自社製のB20になったのです。

 

このB20はチューダーの自社製キャリバーMT 5612をベースにしています。

 

ブライトリングとチューダーはお互いムーブメントのやり取りをしていて協力体制にあります。

 

このB20はパワーリザーブが70時間以上あり、フリースプラングを搭載したという時計好きにはグッとくる仕様になっています。

 

 

クラシカルな時計が好きな方にはスーパーオーシャンヘリテージもおススメです。

 

さらに2020年に期間限定生産(カプセルコレクション)としいぇ

 

スーパーオーシャンヘリテージ’57が発表されました。

 

スーパーオーシャン ヘリテージ '57 - A10370121B1A1

ブライトリング スーパーオーシャン ヘリテージ '57 カプセルコレクション|ブライトリング・ジャパン株式会社のプレスリリース

1957年の初代スーパーオーシャンをよりリアルに復刻したモデルです。

 

ケースの厚さは通常のヘリテージより薄くなっていてスタイリッシュになっています。

 

ムーブメントはETA2892をベースとしたブライトリング10を採用。

 

価格もブレス仕様で50万円台というかなり抑えられた価格となっています。

 

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