PSRは文明?クロノマチックは文化?な時計
《2020年発表 新作「PSR DIGITAL QUARTZ」》
H52414130 / 40.8mm x 34.7mm
¥90,000+tax
※ご購入予約はコチラ⇒自社ECサイト
ちまたでハミルトンのPSRが話題となっている。
そりゃそうだ。
1970年代、一世風靡した世界初のデジタル腕時計(パルサー)の復刻だ。
しかも今回はかなり忠実度が高い復刻だ。ケースサイズもそうだが、当時のLEDの雰囲気を出そうとしているところも高評価。
おっと、失礼いたしました。
スリーク新潟の飯田です。
PSRの発売でつい熱くなってしまっていました。
オリジナルのパルサーP2
そうなんです。
ハミルトンのPSRがめちゃくちゃ話題なんです。
オリジナルのパルサーが発売された1970年という時代は
『2001年宇宙の旅』が公開され、アポロ11号による人類初の月面着陸の成功、時代は近未来の宇宙時代の幕開けと言わんばかりの情勢だったはず。
そんな時代のレトロフューチャーなパルサーが熱烈な人気を得たのも分かる。
人類の文明の象徴とも言えるような時計だったはず。
だが、ちょっと待て。
人類に文明があるならば似たような言葉で人類には文化がある。
奇しくも当時はその近未来な思考とは相反するようなカタチでヒッピーの思想、哲学の文化が台頭してきた。
ヒッピーがその思想や哲学だけにとどまらず、ファッションやミュージックの分野まで多大な影響を与えたのは人々が近未来的な宇宙時代への幕開けに対して反発するような思いが人々の深層心理にあったからではないだろうか、と(勝手に)思っている。
ヒッピーのそれはやがてサイケデリックという方向へと繋がっていく。
幻覚剤をつかったその独特の世界はファッション、ミュージックへと昇華されていく。
そんなサイケを反映させたのが俗に言う70’sの『サイケクロノ』である。
有名なのがホイヤーのモナコであり、ブライトリングのクロノマチックなど。
ホイヤーの初代モナコ
《70年代の時計。上段はブライトリング、下段はホイヤーの時計たち》
そして同じくしてハミルトンのクロノマチックも同じようにその時代に生まれた。
(ホイヤー、ブライトリング、ハミルトンの共同開発された自動巻きクロノグラフムーブメントcal.11、通称クロノマチックの存在も多分に影響を与えていたと思う)
そんな、パルサーと同時期に全く違う思想のもと生まれた同一ブランドの時計『クロノマチック』。
その復刻が『クロノマチック50』である。1972年モデルの復刻のこの時計は私の琴線にめちゃくちゃ突き刺さる。
乱暴な言い方をすれば団塊ジュニア世代の1972年生まれの貴兄達はとにもかくにも何も考えず買ったらいいのに!と思ってしまう。
私は1974年生まれなのだが、1974年発表の名作時計というのは私が思い当たるところでは特にない。
だから1972年生まれの人が羨ましいと思えるくらいだ。
クロノマチック50
REF:H51616731
48.5mm
331,100円(税込)
世界限定1972本
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1972年のオリジナル『クロノマチックE』
と、ここまで書いて思ったが別にパルサー(PSR)を否定しているわけではない。むしろPSRとクロノマチック50を両方揃えて並べて眺めていたいのだ。この二本を手に入れて眺めていたらそれだけで日本酒一升は肴にして飲める自信がある。
そう。何が言いたいかと言うとPSRがめちゃくちゃ巷では話題になって盛り上がっているがクロノマチック50も忘れないでおくれよ、ってこと。
あぁ、、、、、本当に二本まとめ買いしたい。。。
PSR(パルサー)は70年代の文明の象徴
クロノマチック50(クロノマチックE)は70年代の文化の象徴
そんなふうに思ってもいいのではないかなぁ、、、、
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