IWC COLLECTIONへの道②~シリーズ編Ⅰ~
こんにちは。
第2回目のこのコーナー。
早くも手詰まり状態?な感が否めない古町6スリーク新潟の飯田です。
いや、手詰まりと言ったら語弊がありますかね。
伝えたいこと、話したいことは沢山あるのですが、まとめるのが大変そうで、どうしようか?と言った感じです。
さて、今回はIWCのラインナップについてご紹介しようと思います。
IWCのシリーズは
◆ポルトギーゼ
◆パイロットウオッチ
◆ダ・ヴィンチ
◆アクアタイマー
◆インヂュニア
◆ポートフィノ
というカテゴリーに分かれています。
それぞれ簡単にご説明いたしますと、
◆ポルトギーゼ
1930年代にポルトガルの商人に依頼を受けて作成したのが始まりです。当時、貿易国のポルトガル商人は海を船で渡って商売を行っていました。広い大海原を航海するのに必要なのが正確な時刻を知らせる時計でした。太陽の位置と時間で海図上どこの位置に自分たちがいるのかを把握しなければいけません。そのようなことから当時の航海にはマリンクロノメーターと呼ばれるものが使われていました。そのような時代背景の中、IWCへオーダーされたのが『マリンクロノメーター級の腕時計』でした。IWCは精度の高い腕時計を製作するために、懐中時計用のムーブメントを使用した腕時計を製作しました。それがポルトギーゼの始まりです。今でこそ、ポルトギーゼのケースサイズは普通に感じられますが、当時としては非常に大きい腕時計でした。しかし、懐中時計用の大きいムーブメントを使用しているので、大きくなるのは仕方ないことでした。それこそ、流行での大きさではなく、必然的な大きさだったのです。
◆パイロットウオッチ
IWC最初のパイロットウオッチは1936年のマークⅨに始まります。マークⅨは英国空軍用に製作されました。ちなみになぜ『Ⅸ(9)』なのか?と言いますと、当時、軍事機器にナンバーが振り分けられていて、たまたま時計が『Ⅸ(9)』だったみたいです。なので、マークⅠもマークⅡも存在していたようなのですが、それがどのような軍事機器に与えられていた称号なのかは現在はわかりません。マークⅨの後、マークⅩ、マークⅪと続きました。とりわけマークⅪの完成度は高く、今日のIWCパイロットウオッチに継承されているデザイン的な基礎はこのマークⅪを受け継いでいます。マークⅪの後はジャガールクルト製のムーブメントを搭載したマークⅫがあり、その後マークXVが、マークXVIと続き、今年は新作のマークXVⅡが発表されました。なぜ、13と14が存在しないか?というとそれぞれヨーロッパとアジアであまり縁起の良い数字ではないからだそうです。
IWCのパイロットウオッチの特徴を一言で言えば『耐磁性』です。ムーブメントを軟鉄のインナーケースに収めて、耐磁性を高めています。コックピット機器から発する電磁波からムーブメントを保護する為に考案された仕様。この軟鉄のインナーケースが結果的に耐衝撃性も高めていて、強固なモデルとなっています。
なお、JIS規格などで定められている耐磁時計は4,800アンペア、強化耐磁時計は16,000アンペアに耐えられる時計を指すのですがIWCのパイロットウオッチは24,000アンペア以上の磁気に耐えられます(一部モデルを除く)。
と、今日はここまで^^;
続きは次回に!
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