【Time is Life】Vol.4 ~好きに理由は必要なのか?~
スリーク飯田の不定期連載コラム
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『好き』に理由はいらない?
時計選びのポイントを聞かれることがある。
ちょっと乱暴な言い方になってしまうが、簡単に言ったら好きなものを買ったら良いと思ったりもする。
ある人が言っていた言葉で印象深い言葉がある。
「たかだか数十万円の時計を買うのに、自分で決めれないようでは、この先の人生の何が決められるのか」というセリフだ。
何ともカッコいいことを言う人だと思った。
かくいう私は何十万円もする時計を簡単には買えずにウジウジと悩む性格なのだが、
この人の言葉を聞いてから男らしく買えるように努力をしている(笑)
さて、そうは言っても何かしらの指針は欲しいというのが人の常である。
ある程度、時計と付き合ってきた立場からアドバイスを言わせていただけると
① 見た目の好み
② 歴史あるモデル
③ アフターサービス
この順番で選んだらどうかと思う。
「見た目の好み」というのは何だかんだ言って一番重要だと個人的には思っている。
どうしても頭で色々と考えてしまうのだが、日頃の生活で時間を確認するのに何気なく目にするのが腕時計だ。
そんな何気なく見た時に自分のモチベーションを高めてくれる見た目の好みは重要。
そこに理屈や理由なんて関係ないと思う。
お付き合いする異性を選ぶのと一緒。
恋をした時計が一番。
「好きに理由はない」好きな理由は後付けだと私は思うのだ。
そして、その好みの時計で本当に良いかどうかの判断として「歴史あるモデル」「アフターサービス」を調べたら良いと思う。
歴史あるモデルはどのようなモデルであれ何かしらの逸話があり、名作としてこの先も廃れることなく受け継がれる素養がある。
一過性の流行りで終わらない時計ならば安心して所有できるのではないだろうか。
また、永く愛用していく上で必ず必要になるのが修理やメンテナンスなどの「アフターサービス」。
料金体系も大事だし、あとはメーカーのアフターサービスに対する体制や指針も重要。
「良い時計は何か?」と聞かれることもあるが、時計に「良い」も「悪い」もない。
どれも良いのだ。何を基準で見るかで「良し悪し」はあるかもしれないが、
それぞれの時計が作られる背景やテーマ、コンセプトがあり、どの方向からその時計を見るかで、良し悪しは変化する。
大切なのは良し悪しを求めるのではなく「好き」か「嫌い」かなのだ。
ぜひとも自分の感性やフィーリングを信じて、「好き」な時計に出会っていただきたいと思うのである。。。。
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ピックアップモデル
CAW211P.FC6356
100M防水
693,000円(税込み)
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