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15,000ガウスの驚異の耐磁時計!

2017.05.10

こんにちは。

スリーク飯田です。

 

現行機種で最強レベルの耐磁時計と言っても過言ではないモデル。

 

それがオメガのマスターコーアクシャル搭載のこのモデル。

 

 

 

 

OMEGA

シーマスター アクアテラ“15000 ガウス”

231.12.42.21.01.001

41.5mm

150m防水

598,500円

 

 

 

これは本当、当時のバーゼルでかなり話題になったモデルです。

 

 

だって15,000ガウス(1,200,000A/m)に耐えれる耐磁性能あるんですよ!

 

ロレックスのミルガウスですら1,000ガウス(80,000A/m)ですからね。

 

ちなみにIWCのインヂュニアも1,000ガウス(80,000A/m)です。

 

 

JIS規格だと耐磁時計は一種で4,800A/mに耐えれるものを言います。

 

強化耐磁時計というのが二種で16,000A/mに耐えれるものをさします。

 

IWCのパイロットウオッチで24,000A/m以上に耐えれたりするので『超耐磁時計』って言ってました。

 

なのに15,000ガウス(1,200,000A/m)ですよ????

 

実験では80,000ガウスに耐えれたとも聞きます。

 

 

恐ろしい・・・・

 

 

 

オメガはこの耐磁性を他の一般モデルにも順次装備していくそうなので、そうなっていくと

『耐磁時計』という分野のカテゴリーはもはや無意味になりますね。

 

 

ちなみに『耐磁』ってなんで必要なの?と思う方もいるかもしれません。

時計の部品は金属でできているので磁気帯をしてしまうと磁石化してしまい、時間の精度に狂いが生じます。

磁気を帯びたら専用の機械に通せば抜くことはできるのですが、目に見えないので自分の時計が磁気を帯びたのかどうか、なかなかわからないし、いつ帯びたのかもわからないのでやっかいなのです。

 

従来の耐磁時計というのはムーブメントを軟鉄のインナーケースで包み込みます。

軟鉄は一時磁石と言われ、磁化を受けている時のみ磁石化します。

その軟鉄製のケースでムーブメントを保護する為、ムーブメントは磁気を帯びずにすみます。

 

 

しかし、あまりにも磁気が強いと軟鉄製のインナーケースでは防ぎきれずに

磁気帯をしてしまうのです・・・

 

 

そこでオメガが考案した耐磁の仕組みというのが

磁気帯しやすい主要部品を非鉄製に変えたのです。

 

 

つまり、磁気が通っても磁気を帯びないんです。

 

 

これは画期的!!

 

 

だから、今までにはないような驚異の耐磁性能をたたき出したのです!

 

 

 

ちなみに

 

この工事現場のようなこのカラーリングを『どうなの?』と言う方もいますが

 

僕はこの驚異の耐磁性を象徴するアイコニックな感じで好きです。

 

どうだー!!!と他の耐磁時計に対して勝ち誇ったようなカラーリングですよね(笑)

 

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