なぜ機械式時計は高額なのか!?
NOMOS : ORION ¥286,200.-
BREITLING : ナビタイマー01 シルバーグレー ¥1,123,200.-
デザインはもとより、
値段も全く違います。
その違いはどこから来るのでしょうか。
ノモスはシンプルな手巻き・スモールセコンドのムーブメントを搭載。
ETA(エタ)社製Peseux(プゾー)7001をパーツ単位で購入、
そのパーツにグラスヒュッテ的な仕上げを施し、
自社工房で精度を追い込んでいます。
基本的な構造はプゾー7001と変わっていませんので、
オジマさんが使用するオリオンに搭載されるノモスキャリバーアルファの部品数は約100点。
機能は時・分・秒針の駆動。
ナビタイマー01が搭載するムーブメントは、
時計業界でも評判のブライトリング社製Cal,01。
ストップウォッチ機能を内包するこのムーブメントは、
開発・製造をブライトリングが行い、
スイス・クロノメーター協会(C.O.S.C)の検定にパスする部品数約350のクロノグラフ・ムーブメント。
ノモスの手巻きムーブメントに比べ、
約三倍以上の部品数を持つブライトリングの自動巻きクロノグラフ・ムーブメント。
更にブライトリングは第三者機関にて精度認定を受ける、
いわばスイスのお墨付きを得たムーブメントととなっている。
何より、
ムーブメントが自社製かどうかというところは大きい差と言えるでしょう。
簡単に言えば、
流れ作業で効率的に製造・販売されている市販車をチューンアップしてレースに出場するのと、
サーキットを研究しレースのために作られた専用のレーシングカーでレースに出場するのとの違いに等しい、
そう言っても過言ではないと思います。
しかしながら、
個人的に思うのは、
単なる移動手段の”クルマ”と考えた場合、
同じ距離を同じ時間かけて移動することに変わらないということ。
つまり、
高額であろうがそうでなかろうが、
時間は同じスピードで流れているということです。
そこが、
機械式時計の面白いところではないでしょうか。
値段が張る素敵な時計もありますが、
そうでなくても素晴らしい時計はたくさんあります。
改めて、
是非店頭でご覧になってみてください。
ノモスの時計はコチラ
ブライトリングの時計はコチラ
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