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【Grand Seiko フェア】スタッフ注目モデルはこれ!Vol.1 キャリバー9R 20周年記念限定モデル SBGA497

2024.03.02

スリーク新潟、スリークEXPOCITY、スリークWEB STORE

グランドセイコー フェア

開催店舗:スリーク新潟 スリーク富士見 スリークEXPOCITY

期間:2024年3月2日(土)~4月7日(日)

 

☆スリーク各店舗のスタッフがお勧めするフェア注目モデルをご紹介します☆

 

 

2024年は、グランドセイコー専用のスプリングドライブムーブメントキャリバー9Rの20周年にあたる節目の年です。まずは、9Rスプリングドライブについてこちらに記したいと思います。

 

9Rスプリングドライブとは

スプリングドライブの着想から実に20年以上もの年月を費やして1999年に発売されたSEIKO独自のムーブメントです。9Rスプリングドライブはそこから更に5年をかけてグランドセイコーにふさわしい性能を実現させたのち、2004年に誕生したムーブメントです。

 

スプリングドライブとは

スプリング=ぜんまい、ドライブ=駆動。に由来します。9Rスプリングドライブは機械式時計と同様にぜんまいが解ける力を動力源としながら、ICと水晶振動子によって正確に精度を制御する駆動方式を持つグランドセイコー独自のムーブメントです。

9Rスプリングドライブの歴史と開発

「脱電池」を目指し、1977年にスプリングドライブの構想がスタートしました。クォーツ時計の全盛期でしたが当時の時計技術者である赤羽好和氏(あかはねよしかず)は、クォーツ時計の高精度ながらも機械式時計と同様にぜんまいで駆動させることで脱電池を実現する究極の時計の開発を進めました。商品開発は実現可能性の乏しさから何度も中止の危機に立たされました。開発が難しかった理由は、一言でまとめると省エネ設計が難しかったことが要因です。例えると、自転車のライトをできるだけ少ない力で長時間点け続けるような商品を開発するようなものでした。

最終的に技術が確立したのは1997年。実に20年の歳月を要してようやく製品化の道が開かれました。この長い年月の間に幾度も試作を重ね最初の試作期と最終的な製品とを比較すると約100分の1の消費電力で時計を動かすことができるようになっていました。ただ、スプリングドライブムーブメントが搭載された製品をまたず、1998年夏に赤羽氏は肺炎で帰らぬ人となってしまいます。赤羽氏の意志を継いだ技術者たちは製品化に邁進し、ぜんまいで駆動しクォーツで制御する世界初高精度腕時計 セイコースプリングドライブ 7R68 を1999年に発表しました。

この夢のような腕時計はぜんまいを動力源としながら日差±1秒の高精度を実現したアナログ時計機構として重要である。として国立博物館未来技術遺産にも2021年に登録されました。最初のスプリングドライブモデルは手巻き機構でしたが、グランドセイコーに搭載するために自動巻機構を搭載して持続時間を48時間から大幅に伸ばすことを目指す開発が続けられました。そして2004年に誕生したのが9Rスプリングドライブです。仕事で着用することを想定し金曜日に外しても月曜日にはまだ動いていることを目指し最大巻き上げ時間約72時間の持続化を実現しました。

クォーツの素晴らしさをもっと永続的に伝えたい。そのために、機械式時計のような永続性を持たせたい。駆動方式の素晴らしさだけでなく信州の美しい情景を映しだす神秘性も持たせたい。このような思いで困難な開発ながらもスプリングドライブは生み出されたのでした。

 

 

 

2024年は、グランドセイコー専用のスプリングドライブムーブメントキャリバー9Rの20周年にあたる節目の年です。このキャリバー9R 20周年記念限定モデルのデザインテーマは、信州・穂高連峰の朝の情景で、今回のモデルSBGA497のダイヤルは、まだ雪深い春先の穂高連峰の朝焼けの情景をテーマとしています。朝のわずかな時間 雪面が朝日によってピンク色に染まり刻一刻とその表情が変化します。その時の流れを表現すべくスプリングドライブモデルで初めてとなるグラデーション塗装を雪白パターンに重ねています。

キャリバーはスプリングドライブ 9R65です。ベースとなるモデルは2005年に誕生したSBGA011です。このモデルは2017年にグランドセイコーがブランドとして独立した際、SBGA211へと品番を変え今も世界中で大変高い人気を誇るスプリングドライブを代表するモデルの一つ。このモデルは9Rスプリングドライブの初代であるSBGA001と同じデザインであり、素材をブライトチタンにアップグレードしたモデルです。

9Rスプリングドライブの初代デザインはまさにスプリングドライブの特徴を具現化した美しいフォルムを持っています。スプリングドライブの代名詞である流れる時を体現するかのようなスイープ運針。その針の動く様を表現するように、ベゼル、ミドルケース、裏蓋の三体がまるで一つであるかのように、一切の段差なく繋がるアウトラインを有しています。この胴のサイドが裏蓋に向かって絞られる逆斜面を描くことで成立しており、そのどの表面も歪みなく磨かれています。他のどのデザインにも見られないスプリングドライブのためのスタイリングです。

今回のモデルのダイヤルはまだ雪深い春先の穂高連峰の朝焼けの情景をテーマとしています。朝のわずかな時間、雪面が朝日によってピンク色に染まり刻一刻とその表情が変化します。その時の流れを表現すべくスプリングドライブモデルで初めてとなるグラデーション塗装を雪白パターンに重ねています。パワーリザーブ針は力強い赤いカラーですが、これはスプリングドライブの開発者 赤羽氏の”赤”にもちなんでいるという裏ストーリーがあるとも言われています。このモデルは世界限定1500本のうち国内販売予定数650本の数量限定モデルで3月発売となります。非常に入手が困難なモデルですので、ぜひ気になる方はお問い合わせくださいませ。

 

 

品番:SBGA497

シリーズ:Heritage Collection

ケース素材:ブライトチタン

ベルト素材:ブライトチタン

ムーブメント:9R65 スプリングドライブ 自動巻

駆動時間:最大巻上時約72時間(約3日間)持続

精度:平均月差±15秒(日差±1秒相当)

防水性:日常生活用強化防水(10気圧)

サイズ:横 41.0mm 縦 49.0mm 厚さ 12.5mm

重量:100 g

その他:裏ぶた「LIMITED EDITION」表記、裏ぶたシリアルナンバー入り、ねじロック式りゅうず、耐メタルアレルギー

価格:¥869,000(税込)

発売日:2024年3月8日

 

 

 

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