【時計玄人から初心者まで】タグホイヤーがこんなに愛される理由
2018.04.16
スリークBP
こんにちは。
ご無沙汰しております、スリーク飯田です。
いや、ご無沙汰でもないですかね。
先日、藤本さんのブログにもちょっとだけ顔を出させてもらいましたしw
さてさて、何やらスリークのHP上でもザワザワしてきていますが
そうです。今年もこの春に『TAG Heuer FAIR』が開催されます!!
4月28日~5月31日までのロングランのフェア。
何でしょう、このフェア前になるとこちらまでワクワク・ソワソワしてきてしまうのは・・・・
そんなフェア前にT氏からブログを書け!と依頼を受けました;
内容はタイトルの通り、なぜタグ・ホイヤーが人気なのか。
確かにタグ・ホイヤーは初めて高級時計を買うという人にも多く選ばれるブランドです。
なぜか?
今回はその秘密ワタクシ飯田なりに探っていきたいと思いますっ!!
皆様、最後までお付き合いください<m(__)m>
1.価格設定
①ビバー宣言
まずは、何といっても価格設定が素晴らしいのが選ばれる理由の1つではないでしょうか。
私は勝手にビバー宣言と言っているのですが、現在のTAGHeuerのCEOジャン-クロード・ビバーさんがタグ・ホイヤーの方針として
『(他社と)同じ価格の物は倍の価値ある物(TAG)にする』
『(他社と)同じ価値の物は半分の価格の物(TAG)にする』
と言ったんですよね。
目指すは『手の届くラグジュアリー』だと。
伝統のあるスイス時計ブランドは軒並み平均価格が50万円以上になり
現在では70~80万というのもザラになっています。
そんな中、平均価格を30~40万で出しているタグ・ホイヤーは客観的に見ても凄いと思います。
やはり、最初に買う時計としては30~40万円というのはとても適した価格だと思います。
かくいう私も20年前に初めて買った某ブランドの機械式時計は35万円でした。
ビバーさん流石ですっ!
ビバーさんについてはコチラを見ていただけると、より人となりがわかると思います!
ついでに。
この本も面白かったですよ!
と、少し横道にそれてしまいましたが
この価格戦略は本当に素晴らしいと思います!
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②備品
そして次に、魅力的な価格設定の背景にある1つが備品です。
品質を落とさずに、他社と比較しても非常に高いコストパフォーマンスを実現しているタグ・ホイヤー。
そのコスパを実現させている要因の1つが備品のコスト削減だと思います。
突然ですが、コレはタグ・ホイヤーのBOXとショッピングバッグです。
これはこれで立派です。
立派なのですが、他のラグジュアリー時計ブランドのBOXなどと比較すると
そこまでコストをかけていないのが分かります。
時計の購入時にお金をかけた豪華なBOXが出てくると多くのお客様はテンションが上がります。
その気持ち、私も充分わかります(経験者として(笑))!
でも、よくよく考えたら誰でもわかると思いますが
そういったBOXの経費なども商品の値段に多少なりとも反映されているんですよね。
そのような点から見るとタグ・ホイヤーのBOXなどの備品は程よく高級感を持たせながらもお金をかけすぎていません。
それが商品価格に反映されているというのが素晴らしです。
ちなみに、ビバーさんがCEOになってからショッピングバッグの紙質が大きく変わりました。
以前は本当に高級そうな紙を使っていたのですが、今はその質を下げています。
何でもかんでも高級なものを使って、商品の価格も上げてというようなやり方よりも
私はそういう考え方、好きです。
そして、こちらはタグ・ホイヤーのカタログです。
これもBOXと同様、これはこれで立派なんです。
でも、他ブランドのカタログはもっと豪華なものが多いです。
1000~3000円で販売してもいいんじゃないか?と思えるような辞書のようなカタログもあります。
このような小さいところから
少しずつの努力の積み重ねで、この魅力的な価格設定が成り立っているんです!
品質を下げて価格を抑えるのは簡単。
でも品質を落とさずに価格を抑える努力をしているブランドなのです!
2.豊富なバリエーション
そして、次にタグ・ホイヤーの人気の秘密と言ったら一言でいったら『豊富なバリエーション』ではないでしょうか。
エントリーモデルのフォーミュラ1から、アクアレーサー、リンク、ヘリテージ、カレラまで多彩なモデルが存在します。
そのモデルの展開、そしてバリエーションの展開がとても上手だと思います。
時計にあまり詳しくない方でもパッと見た感じで理解しやすいんです。
具体的に言いますと
①クォーツと機械式
②3針とクロノグラフ
③クラシカルとモダン
この区分けの仕方が他ブランドよりも分かりやすく展開されているんじゃないかなと思います。
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①クォーツと機械式
※クォーツ=電池で動く時計。 機械式=ゼンマイで動く時計。
ご存知の方も多いかもしれませんが、スイス時計ブランドではクォーツ時計を作っていないブランドも多いです。
タグ・ホイヤーの場合ですと、フォーミュラ1とアクアレーサーのシリーズでクォーツを展開しています。
(メンズモデルに関して記載していきます)
フォーミュラ1
左:クォーツ 151,200円
右:機械式 199,800円
アクアレーサー
左:クォーツ 189,000円
右:機械式 297,000円
こんな感じにほぼほぼ同じようなデザインでクォーツと機械式の展開があったりするところが初心者には嬉しいところです。
やはり製造工程上、機械式の方が手間がかかる為、値段も上がってしまいます。
初めての高級時計を買うタイミングというのは人それぞれですが、
婚約の記念、就職や入学などのお祝いの品などに時計を選ばれる方も多いです。
しかし、ご予算の都合もありますし、このような選択肢があるのは選ぶ側としても非常に嬉しいところではないでしょうか。
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②3針とクロノグラフ
※クロノグラフ=ストップウオッチ付き時計
タグ・ホイヤーと言ったら古くからモーターレースとの関わり合いが深く、タイム計測に力を入れてきたブランドです。
ですので必然的にクロノグラフのモデルが多数存在します。
しかし、それと同様にシンプルに時針・分針・秒針だけのいわゆる3針の時計も多く作っています。
アクアレーサー
左:機械式3針 248,400円
右:機械式クロノグラフ 383,400円
カレラ
左:機械式3針 313,200円
右:機械式クロノグラフ 529,200円
機械式時計の場合、クロノグラフになると中の機械の部品数が3針の3倍近くになります。
約300個近くの部品から構成されるので当然、値段も高くなります。
また、値段だけでなく3針とクロノグラフだと見た目の印象もだいぶ変わりますよね。
人ぞれぞれ好みがあります。
シンプルな3針の時計が好きな方もいれば、
少しメカニカルなクロノグラフのような時計が好きな方もいます。
そんな色々な方のニーズに応えられるような商品群になっているのがタグ・ホイヤーなのです!
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③クラシカルとモダン
タグ・ホイヤーと言ったらどちらかと言えばスポーティーな時計ブランドです。
ドレスウオッチを作っているわけでもないですし、実用時計と言われるような使ってなんぼの時計作りがモットーです。
ですので、ドレスウオッチは無いですが
スポーツ要素の中にクラシカルなモデルとモダンなモデルがあります。
タグ・ホイヤーの時計はクラシカルなモデルが好きな方、
モダンなモデルが好きな方、
そんな色々な人達に応えられるモデルを作っています。
同じカレラというシリーズでもこれだけ印象の違うモデルが存在します。
左の方がクラシカル、右の方へ行くにつれてよりモダンなデザインになっていっていると思います。
また、アクアレーサーで同じ3針でも、ベゼルがセラミックかそうじゃないかでも印象が変わってきます。
右のセラミックベゼルの方がスポーティーな要素も強まってよりモダンな印象が出てくると思いますし、
逆に左の方はダイバーズというスポーティーなシリーズの時計でありながらも、インデックスや針が細くなっているので
クラシカルな雰囲気が出てきていると思います。
そして、シリーズ的にはフォーミュラ1やアクアレーサーはモダン
カレラはモダンとクラシカルが混在、
ヘリテージシリーズのオータヴィアやモナコなんかはクラシカルなモデルだと思います。
ヘリテージ
左:モナコ 680,400円
右:オータヴィア 626,400円
この2本に関して言えばクラシックスポーツと言えば良いでしょうか?
モナコは1969年モデルの復刻ですし、オータヴィアは1966年モデルの復刻です。
どちらもその時代の復刻モデルなのでクラシカルではあります。
ただ、クロノグラフもついていますし、スポーティーな要素もあります。
このようにデザイン的に幅広い選択肢があるのが、タグ・ホイヤーの大きな魅力の1つだと思います。
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ちなみに
タグ・ホイヤーの機械式時計の一般モデルって
◆3針
◆クロノグラフ
◆GMT
機能別で見るとこの3種類のモデルしか作っていないんです。
どういうことか言いますと
時計には色々な機能を搭載することができます。
◆パワーリザーブ表示
◆ムーンフェイズ
◆ワールドタイマー
◆アニュアルカレンダー
◆セミパーペチュアルカレンダー
◆パーペチュアルカレンダー
・・・・・・などなど。
特に各社ともパワーリザーブ表示やムーンフェイズ付きのモデルは何かしら作っているところも多いのではないでしょうか。
しかし、タグ・ホイヤーはあえてこれらの機能を搭載したモデルは出しておりません。
機能的にはスパッと割り切っています。
つまり使用しているムーブメント(機械)の種類もそんなに多くはないです。
時計を初めて買おうと思っている方や初心者の方にはそこがまた良いところだと思います。
ムーブメントの種類が色々とあると、ムーブメントによって値段の差も出てきます。
そうなると、なぜこんなに価格差があるのか?とか頭が混乱する要因になってきます。
そして、どっちの機械、機構、機能のモデルがイイのか分からなくなってくるんですよね・・・
某ブランドだと、どのモデルも見た目の違いに大差は無いですが、ムーブメントの違いで非常に幅広いラインナップとなっています。
それはそれでコアなファンには堪らない要素なのですが・・・
その点、タグ・ホイヤーの時計選びは純粋な見た目の好みで選びやすい!、というのも良いところだと思います。
また、ムーブメントの種類を絞っていることでコストも抑えられて、商品価格に反映されているというわけです。
3.イメージ
皆さんタグ・ホイヤーってどんなイメージを持たれていますか?
昔はモーターレースの印象強かったですよね。
特にF1が人気だった頃なんかは。
ここ最近ではサッカーなどスポーツの印象も強くなってきているのではないでしょうか。
現在、ブランドとしては
◆スポーツ
◆ライフスタイル
◆ヘリテージ
◆芸術と音楽
この4つの世界をブランドを体現する要素としています。
大人しい、カタい、とかそういうイメージよりもアバンギャルドで、挑戦的な印象のあるブランドではないでしょうか。
Google、intelと共同開発したスマートウオッチ『コネクテッド モジュラー』なんかも
そんなブランドらしいモデルの1つです。
こういうアクティブな印象のあるブランドで、
しかも1860年から途絶えることなく続いている老舗のスイスブランド。
そんなところが多くの人から支持される理由の1つではないでしょうか。
4.アフターサービス
最後に、
何だかんだ言ってもタグ・ホイヤーのアフターサービス体制は魅力的です!
高級時計、本気になれば、買おうと思ったら買えるんですよ。
自動車買うより安いですし。
でも、使い続けるというのが大変なのです。
時計を永く愛用していくには絶対に必要になってくるのがメンテナンスです。
故障するかもしれませんし、定期的なメンテナンス(オーバーホール)なんかも必要です。
つまり、時計を永く愛用していく為にもアフターサービスの体制が実は重要なのです。
ですので、個人的には時計選びの基準としてこのアフターサービスの体制はとても重要だと思っています。
それでは、タグ・ホイヤーのアフターサービスはどこが魅力的なのでしょうか?
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①エドワードクラブ
国内の正規品をご購入の方が無料入会できるクラブです。
■年会費無料
■メンテナンス料金を会員特別価格で受けられる
■保証期間が2年延長(4年保証)にできる
■タグ・ホイヤー主催のイベントなどのご案内・ご招待
このような特典のあるクラブです。
特にメンテナンス料金が特別価格というのがうれしいです。
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②メンテナンス料金
タグ・ホイヤーのメンテナンスは
■メンテナンス1…電池交換(その他に精度点検、パッキン交換、磁気抜き、防水テスト、ランニングテスト、ケースやブレスレットの洗浄など)
■メンテナンス2…オーバーホール(内部の洗浄、不良部品の交換、注油、調整、精度点検、パッキン交換、磁気抜き、防水テスト、ランニングテスト、ケースやブレスレットの洗浄)
の2つに分かれております。
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エドワードクラブ会員の料金は下記のとおり。
※()内の金額は標準価格です。
メンテナンス1
●クォーツ3針・・・6,480円(9,720円)
●クォーツクロノグラフ・・・6,480円(9,720円)
メンテナンス2
●クォーツ3針・・・21,600円(32,400円)
●クォーツクロノグラフ・・・32,400円(48,600円)
●機械式3針・・・32,400円(48,600円)
●機械式クロノグラフ・・・43,200円(64,800円)
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他社のメンテナンス料金を知らないとタグ・ホイヤーの料金がどんなものか分からないと思いますが
一般的には3針の機械式時計ですとオーバーホールに50,000円前後するところが多いと思います。
クロノグラフの機械式時計ですとオーバーホールに70,000円前後でしょうか。
また、自社ムーブメントの物になると10万円近くする場合もあります。
しかし、タグ・ホイヤーは自社ムーブメントのホイヤー01でも他のクロノグラフと同じ料金の40,000円でオーバーホールを受けることができます。
こんな料金設定も魅力の1つです。
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②融通の利いた対応
これ、私がよくお客様にお伝えしています。
例えば保証期間が過ぎた時計が不具合のあった場合、時計の修理料金はどうなると思いますか?
色々なブランドがありますが、1日でも過ぎた場合は保証対応しないというブランドももちろんあります。
タグ・ホイヤーはケースバイケースですがそこらへんは状況やお客様の心情を鑑みた対応をしてくれます。
ここで私が『○ヶ月過ぎても保証対応します!』と言ってしまうとトラブルになるので言えませんが
他社と比較してもここらへんの臨機応変な対応は抜群のメーカーです。
また、修理に出して見積りが上がってくると
予想していなかったようなパーツ(針やリューズ、ベゼルなどなど)の交換が見積もりに入っていることがあります。
これはどこのブランドもそうなのですが『ブランドとして保証できる状態でお返しする為の修理見積り』となります。
このあれやこれやのパーツを交換したくない!と思っても
『交換しないなら修理は受け付けれません』というブランドももちろんあります。
タグ・ホイヤーの場合は、これまたケースバイケースですが、修理後の保証が無くてもよければお客様の要望をなるべく聞き入れた対応をしてくれます。
どちらの対応もそれぞれポリシーがあってのことなので一概にどちらが良い悪いとは言えませんが
個人的にはこの臨機応変な人間味のある対応をしてくれるタグ・ホイヤーのアフターはお勧めできます。
こういう対応があるからタグ・ホイヤーオーナーさんが
時計を1本購入したいと思っている初心者の方へお勧めしてくれたりしてタグ・ホイヤーが選ばれていく要因の1つにもなっていると思います。
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と、
ここまでTAGHeuerの魅力を書いてみました。
新社会人になった方や人事異動、昇給などあった方など
春は時計が気になってくる季節です。
『どんな時計がいいのか?』そんなことで悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そんな方はぜひ!
4月28日より開催の『TAG Heuer FAIR』に足を運んでみてください!!
詳しくはコチラ⇒TAGHeuer FAIR
時計選び、まずはとても大切なのが
見て、触って、着けてみて
です。
気軽に足をお運びくださいっqqqq
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過去記事
TAGHeuer addict Vol.3 ~フォーミュラ1~
TAGHeuer addict Vol.4 ~アクアレーサー~
TAGHeuer addict Vol.6 ~オウタヴィア~
TAGHeuer addict Vol.7 ~ムーベントのお話~
TAGHeuer addict Vol.8 ~カレラ②キャリバー ホイヤー01~
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