スリークはウブロ、カルティエ、タグホイヤー、ブライトリング、パネライ、オメガ、グランドセイコーをはじめとした高級時計やメガネなどの正規販売店です。

BREITLINGを学ぶ vol.4 −黄金期の到来−

2018.09.17

スリーク新潟

 

BREITLINGファンの皆さんも、そうでない皆さんもこんにちは!

スリーク新潟 伊藤です!

 

本日は予告通り、歴史です!

と言うか、しばらく歴史になりそうです!

 

前回【 BREITLINGを学ぶ vol.3 】では、2代目ガストンさんのお話を書きました。

今回はその息子、ウィリーさんにスポットライトを当てたいと思います。

 

〜前回までのあらすじ〜

 

レオンから跡を継いだガストン・ブライトリング。

父親譲りのセンスと技術で様々な機能を持つ時計を作ったり、

プッシュボタンを開発し、ブライトリングは一躍クロノグラフ界のパイオニアとなりました。

 

__________________________________

 

ブライトリングの地位を確固たるものにしたガストンは1927年、この世を去ります。

息子のウィリーはこの時14歳。まだ時計の技術と経営を学んでいる学生でした。

 

その後、学校を卒業し、1932年19歳でブライトリングの経営者になります。

この時代には腕時計はすでに一般市民の生活の中にも浸透していました。

 

誰もが重くて壊れやすく全時代的な懐中時計ではなく、軽くて便利でファッショナブルな腕時計を求めていたため

大きな需要が生まれ、それとともに多くの製造メーカーが誕生します。

 

その中にはクロノグラフ搭載の腕時計も当然ながら含まれており、

クロノグラフ界を牽引していたブライトリングでさえ新たな強みを持たなければならないほどでした。

 

1934年 スタート・ストップ用とリセット用のふたつのボタンを装備したクロノグラフを開発しました。

同時に40種以上ものバリーエーションを展開するという当時としては大胆な策を取ります。

このツープッシャーのクロノグラフはご存知の通り、現代のクロノグラフの原型です。

 

_sg

 

こうしてクロノグラフメーカーとして再び世に認知されていくことになるのですが、

さらに市場における優位性を高めるため、ウィリーは祖父レオン、父ガストンの代から注目し続けていた

空の世界にブライトリングのアイデンティティを求めたのです。

 

航空界は世界第一次大戦を経て、さらなる進化を遂げており、

1927年にはチャールズ・リンドバーグが初の大西洋無着陸横断に成功しています。

航空機は長距離飛行を可能にする段階まで発展していたのです。

 

1939年ブライトリングは英国空軍のためのコックピットクロックを製造する契約を結び、

これが大きなきっかけとなり世界各国の主要航空会社の公式フライト・ウォッチの供給契約を結ぶこと繋がります。

 

多くの企業に認められ選ばれたブライトリングでしたが、全く競合企業がいなかったわけではありません。

しかし、ブライトリングほど強力に航空界のために製品開発を進め、貢献した企業は他にいなかったのです。

 

Unknown-1

 

そして1942年 ブライトリングは航空用クロノグラフ・メーカーとして伝説的な名品を世に放ちます。

それが、初代クロノマット。。。。!!!

column_img08 

(↑クロノマットというよりナビタイマーのような風貌の初代クロノマットですね)

__________________________________

 

 

っはい!今日はここまでにします💦

ウィリーさんはドラマティックに生き、しかも偉業を連発しているのでまとめるのが大変です!

これでもサラッと書いてるつもりなのですが、くどくなっちゃって申し訳ありません。。。

 

ついに現代に続くモデル、クロノマットというワードが出てきましたね!

いくつかあるモデルの中でも、一際輝きを放つクロノマットですよ〜。

クロノマットと聞くだけで気持ちが高ぶる方もいらっしゃるのでは?🙄

それくらいブライトリングを代表するモデルですよね。

 

形は若干違えど、今から76年前にはクロノマットが誕生していたとは。。。

ふむふむ、現行のクロノマットはとても現代的なデザインをしているため

70年以上も前からあったとは存じ上げませんでした。。。

 

しかししかし、親子孫・三世代にもわたって

空への信念を持ち続ける芯の強いブライトリングさんのことですから、

きっと初代と現行のクロノマットではどこか

コンセプトであったり構造であったりデザインであったり

”何か”一貫したものがあるのではないかと初心者なりに予想します。

その辺り次回以降掘り下げて学んでいこうと思います!

 

 

ここで初代クロノマットにちなんでスリーク新潟にある

スペシャルクロノマットをご紹介いたしますね😆

 

main_photo_1  

 

CRONOMAT 44 BLACK MOTHER OF PEARL

¥1,100,000+TAX

 

2018年の新作、まずローマン数字を使った大人な雰囲気を感じさせるデザイン、

ブラックMOPの文字盤が妖艶です。。。

裏側がスケルトン仕様なので自社キャリバー01の動きをその目で見ることができます。

そして日本限定500本という貴重な1本。

 

ブラックMOPとはなんぞや、という方のために元ジュエリー職人伊藤が以下補足。

興味のない方はスルーして頂いて結構です☺︎

日本では黒蝶貝と呼ばれている二枚貝でして、

赤道付近の暖かい地域で主に黒真珠を作るために養殖されています。

タヒチ産の黒真珠は特に評価が高く、鮮やかな赤と緑のグラデーションの真珠を、

孔雀のように鮮やかで美しいのでピーコックグリーンと呼んだりします。

この貝の母貝にあたる部分も、真珠に負けず劣らず、とっっっても美しいので

ネクタイピンだとかカフス、ジュエリーの素材として高級な装飾品に使われています。

今回紹介しているクロノマットでは赤みのないダークブルーと言いますか、

光の入り方によっては少しブルーグレーっぽく見えたりするめちゃくちゃ綺麗な母貝が使われれています。

black300Unknown

 

 

天然のブラックマザーオブパールは光の当たり方で表情を大きく変える面白い素材です。

また、室内での人工的な光と、屋外での自然光では色味が違って見えます。

この辺りもしかしたら好き嫌いあるかもしれませんが、天然素材ゆえ個体ごとに出る色味の差は

味わい深さでもあるので一見の価値アリですよ!

 

 

b193dec8

 

この格好良さ、というか美しさは、もはや説明不要な気もしますが

ブライトリング担当になってから知った裏(?)情報を。

 

それは当たり前のことなのですが、入手が非常に難しいということ!

 

新作ということに加え、国内限定発売、しかも500本。。。

前回たった1本入荷して販売決定となったので、

ブライトリングさんに追加でオーダーをかけたのですが、

スイスからの発送が1本だけあって既に出荷先が決まっているとのこと。。。

 

うーん、待つしかない、となって先日ようやく1本入荷。

現在、スリーク新潟にフリーのお品物として展示してありますが、

これってよく考えたらすごいことなのかも。。。

ブランドを担当するまでは新作・限定品の手配がこんなに時間がかかるなんて知らなかったです。

 

他のブランドに関しても同じ事なのでしょうが、とにかく気になったモデルは躊躇せず

早めに実物を見て、触りに行ってみた方がよろしいと思います!

 

タイミングを逃すと、もう見れないんかーい。。。!という事例がザラにあるのだ、と

時計業界・新人の伊藤は感じています。。。

(メーカーに在庫確認して奇跡的に手配できた、という事例もあるので早々に諦めないでくださいね!)

 

脅すようになってしまってすみません😅

店頭にてお待ちしております。是非覗きに来てみてくださいねー!!!

 

 

 

お問い合わせ

スリーク新潟

TEL:025-210-2511
MAIL:info@threec.jp

取扱店舗

スリーク新潟