TAG HEUER ~伝説の時計再び~ Vol・1
2019.04.08
こんにちは、THREEC新潟 津沢です。
2019年BASELWORLDで発表された、TAG HEUER新作を
紹介いたします。
今年の大きな目玉は、なんと言っても、オータビアの新作が話題です!
オータビアなら今でもクロノグラフがあるんじゃないの?と思った方多いと思います
実は、オータビアは、カレラよりもTAG HEUERにとっては、大変重要な意味を
持つ時計なんです、今日は、オータビアについて深く探っていこうと思います。
オータヴィアの名前ですが、AUTOMOBILE(自動車)とAVIATION(航空機)を
組み合わせた造語です。
タグホイヤー TAGHEUER (Techniques D’Avant-Garde) と名前になる以前は
HEUER社でした。
HEUER社の名声の源になったのは、ストップウォッチとクロノグラフです。
19世紀と20世紀の産業に多大なる貢献をしました、様々な職種に合わせた
製品を作り出しました、軍人、医師、工場の作業長など専門分野の人たちから
絶大な信頼を獲ていました。
ホイヤーが1911年に、航空機、自動車への搭載のみを目的としたストップウォッチ
=タイム・オブ・トリップ=の特許を取り、製品を発表しました。
(1930年代の航空機、自動車用ダッシュボード・クロノグラフ
有名な飛行船ツェペリン号にも搭載されていました)
1933年に30分計と12時間計を備えたダッシュボードストップウォッチ
《オータヴィア》を発表しました、ようやく出てきた!
同年、ホイヤー社は8日巻きの機構を持つ新しいダッシュボード・クロック
《エルヴュ》も発表し、この2つの計器はパイロットやドライバー達に愛され
その後20年間、最先端であり続けた装置を持つことが出来たのです。
そして再び、時計技術が揺り動かされることになります。
ホイヤー社は、モータースポーツの世界にドライバー達が待ち望んでいた時計計器を
作りました。
1958年に発表された《マスタータイム》・《モンテカルロ》
この時計は、8日巻きの機能とオーガナイザーのストップウォッチとのシンクロナイズを
可能とする機能備えていました。
同年1985年に《スパーオータヴィア》が誕生し、12時間の回転式ベゼルと30分計を
備えたモデルが発表されました。
そして、伝説的なモデル《ラリーマスター》が誕生します。
サーキットドライバー、ラリードライバー、一流実業家、俳優、ミュージシャン
多くの著名人が、こぞって自動車のダッシュボードにつけていました。
この事実を確かめようと、ジャック・ホイヤーは、モンテカルロラリーで、プレスのステッカー
を貼った自動車でドライバー達を追いかけていまわし
出場していた車の4分の3がホイヤーの計器を搭載している事を確かめました。
当時のレーシングドライバーには、欠かせない計器となっていたのが《ラリーマスター》でした
現在も、多くの時計愛好家が、手に入れたい時計です
これらのモデルは、商品価値の領域を越え、歴史的な価値を持つ意味を表しています。
いかがですか、《オータヴィア》がTAG HEUERにとって重要な意味、解りましたでしょうか
次回、Vol2では、腕時計になってからの《オータヴィア》を歴史に沿ってご紹介して行こと思います