超個人的!「スリーク新潟 瀬倉」による傑作腕時計ランキング2021!
2021.12.27
スリーク新潟
THREEC BLOG をご覧いただいてます皆様、いつも有難うございます。
スリーク新潟 瀬倉です。
先ずはこの寒空の中、連日スリークへ足を運んでいただきまして誠に有難うございます。
みなさま、それぞれの人生があるように、お越しくださるお客様は、自分自身と腕時計を重ね合わせて、お選びいただきます。時計をお選びいただく最中、お客様にピッタリなものは何かな?と少しでもお手伝いがしたく、会話の中からヒントをいただくこともあります。
ご年齢、お住まい、お仕事の内容、休日の過ごし方(ご家族)、ご趣味
その他、お越しくださった時のファッションなどの拘りの部分…etc
高く一生モノをお選びくださる訳ですから、その方へ最大限貢献したいなと思います。
また、お時計の修理に関しても、お客様に寄り添った接客対応をさせていただきます。お困りごとは気兼ねなくスタッフまでお伝えくださいませ。
さて、久々にお題をいただき、執筆しております。
題しまして、超個人的!「傑作腕時計ランキング2021」。
それぞれのブランド毎に(これはっ…!!!)と思ったモノをご紹介したいと思っております。内容には私事も入っておりますのでそこはご了承くださいませ。
BEST 1
OMEGA SPEEDMASTER
ムーンウォッチ プロフェッショナルコーアクシャル マスター クロノメーター クロノグラフ 42MM
人類初の月面着陸に同行したことで「ムーンウォッチ」の愛称で親しまれてきたオメガのアイコンウォッチ、「スピードマスター」。2021年1月に新作スピードマスターが発表され、時計業界の話題を一気にさらっていった記憶が強くあります。
発表されて間もなく、ご来店くださる時計好きなお客様からも「新作のスピードマスターって見れますか?」と多くのお問い合わせもいただきました。レギュラーモデルですが、それだけみなさまがこのモデルに対する期待や衝撃がものすごくあったと今でも感じます。
初代ムーンウォッチのアイコニックな左右非対称ケースが踏襲されてたデザインになっていまして、ケース厚さは旧モデルから若干薄くなっており、後述のブレスレットの変更も相まって全重量は20g近くの軽量化に成功!また、ケースサイドやブレス取り付け部にも若干のフォルム変更が見られます。
「旧スピードマスターとの主な変更箇所」
・ドットオーバー90(90の上のドット)
・ドット・ダイアゴナル・トゥ70(70の斜め下のドット)
・伝説のステップダイアルの復活(インダイヤルと外周部に段差をつけることで視認性が大幅に向上)
・ダイアルの傾斜に合わせてタキメーター針の先端を曲げることで視認性を確保
・ロゴの配置
・旧モデルに比べひとコマあたりの幅が小さくなり、5連ブレスレットに変更
・高精度、優れた耐磁性を誇るムーブメント「Cal.3861」
・化粧箱もリニューアル!
機械式時計に興味が湧いてきますと、必ずこのスピードマスターに行き着きますね。それだけ、長い年月を掛けて愛されてきた証拠。最高の実用時計でありながら、高級時計へと成し得た経緯は、ブランディングの素晴らしさにもよるものと思います。
着け心地も非常に良く、裏側から見えるムーブメントは非常にロマンを感じます。。
ロマンというと、個人的に、現在米国(NASA)が中心となり欧州、カナダ、日本(JAXA)などが参加する「アルテミス計画」にワクワクしています。
2019年にNASAが発表した計画によると、2024年に米国人女性飛行士を月面に着陸させること、その場所はこれまで人類が足を踏み入れていなかった月の南極になること、民間企業や国際パートナーと協力し月に拠点を築き、科学的発見を行うとともに経済活動の基盤を構築、火星に人類を送るという究極の目標のための最初のステップであることが明記されている。とされています。
月周回にゲートウェイを拠点とし月面で有人活動を展開していき、そして将来的には月面に電源や燃料プラント、居住棟築く。とされています。
これはもう「フォン・ブラウン市の始まりか!?」と一部コアなファンには分かっていただけるのではないかと。
私も前澤さんみたいに、いつか、宇宙旅行してみたいですね〜
BEST 2
IWC ビッグ・パイロット・ウォッチ 43
真面目に、愚直に時計造りに向き合ってきましたIWC。知れば知るほど面白く、ブランドエピソードもしっかりとしていますのでドンドンとハマっていきます。。
さて、これまでのケースサイズが46ミリに対し、新しい「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」には、その名の通り、直径43mmのステンレススティール製ケースを採用。ケースの厚みも15.5ミリから13.6ミリへと約2ミリ薄型になっており、トレードマークのリューズも若干小さくなっています。
全体的にコンパクトになったため、比較的細身の方でも腕元への収まりが向上しています。ビッグパイロットウォッチらしい迫力は健在でありながら、カレンダーとパワーリザーブ表示をなくしたことで、非常にすっきりとしたルックスに仕上がっているのも特徴です。
個人的に3針のスッキリとしたフェイスがグッド!
ビジネスシーンやジャケットスタイルにも馴染む洗練されたスタイルへと昇華しました。
便利でシンプルなクイック交換システムにより、様々なストラップを簡単に装着することができます。ストラップを道具を使わず簡単に取り外し可能なので、別売りのブレスレットを用意しておけば、自分でワンタッチで交換して楽しむことが出来ます。
これまでのビッグパイロットウォッチの特徴であった、耐磁性のための軟鉄性インナーケースを省いたことで、シースルーケースバックとなっています。IWC自社製の自動巻きキャリバー82100 は、ゼンマイを巻き上げるローターがどちらの方向に回転しても効率よくエネルギーを蓄えてくれるペラトン式自動巻機構を採用。
仕上げは細部に至るまで施されていて、特にペルラージュという半円模様がいくつも重なったような装飾模様は、職人の丁寧な仕事ぶりを堪能することができます。(ぜひ店頭でご確認ください!)
これまで6気圧だった防水性能が10気圧となっていて、より実用性が向上。カレンダー表示がなくなったり、パワーリザーブが168時間(7日間)から60時間となったことで、価格も60万円ほど下がり、手が届きやすくなっているのも嬉しいですね。
「質実剛健」な魅力はそのままに、さまざまな点で現代的な進化を遂げたビッグパイロットウォッチ。個人的にお勧めです!
BEST 3
HUBLOT アエロ・バン オールブラック ホワイト
311.CI.1110.RW.JPN
HUBLOTについて、少しお話しさせてください。。
HUBLOT(ウブロ)は、1979年。スイス ニヨン で、イタリア人のカルロ・クロッコ氏によって創業されました。80年のバーゼルフェアへの登場が初となります。このカルロ・クロッコという人物。イタリアの時計宝石メーカー創業者の一族 ビンダグループ という大きなグループで、例えばドルチェ&ガッバーナやSEIKOなど、イタリアで販売権を持つ大きなグループになります。
カルロ・クロッコ氏
ウブロが、最初にチャレンジした時計が“クラシック”という時計でした。のちにクラシックフュージョンの原型となったモデルです。
クラシック(E T A製クォーツムーブメント搭載し、ムーブメント以外は自社で全て開発されました。)
このクラシックというモデルは、ラグジュアリースポーツの進化型へのチャレンジでした。ラグジュアリースポーツというのは、70年代に登場したオーデマ・ピゲ ロイヤルオーク、パテック・フィリップのノーチラス、ヴァシュロン・コンスタンタン 222 とこの辺りがラグスポの走りとなったモデル。70年代に登場して新たなラグジュアリースポーツというジャンルを生み出したモデルになります。
このラグジュアリースポーツというジャンルは、クォーツショックの後に登場していて、クォーツウォッチ登場後のクォーツショック後に登場している時計を指します。クォーツウォッチが登場したことによって、1秒を競う精度競争が無意味になってしまった。。これが1969年〜70年代前半にかけて起きた出来事です。機械式時計はこの時点で新たな価値を求める必要ができた、といわれています。
ここに登場したのが、三大ブランドが作ったラグジュアリースポーツというジャンルで、どんなことを行ったかというと、それまで高級機としては使うことのなかったステンレススチールという素材を用いて、それを金素材並みに磨き上げることでラグジュアリーとスポーツを両立した時計を登場させたということになります。
そしてこの流れから、さらなる進化を求めて登場させたのがウブロのクラシックというモデルになります。クラシックのデザインの原案は、カルロ・クロッコ本人が行なったと言われています。
軽快なスポーツ感を出すためにラバーストラップを用いり、ラグジュアリー感を出すためにゴールド素材とステンレス素材を合わせました。デザインは舷窓(船や潜水艦の窓)の形をイメージしたフェイスデザインにビス止めのベゼルとなっています。
高級時計では、どれだけ仕上げに手をかけているかがポイントです。ケース表面仕上げ、接合部をフラットに仕上げるところなど最終的に手作業で仕上げます。ケース形状も鍛造で何十回もの工程を踏むので、非常に手間がかかります。使用されるステンレスも当時から医療用メスなどに使われてきた高級素材を使用しました。
ケース以外では、ラバーストラップもイチから開発。当時は既にラバーストラップはありましたが、劣化が早く独特な臭いもしてデメリットが多くありました。そこでウブロは新たにラバーストラップ開発。
1、ラバー特有の臭いを取るために、バニラエッセンスを加えた。
2、ラバー素材の事業メーカーに掛け合って丈夫な素材から作り直した。
3、ケース側とバックル側 ここにステンレスのプレートを入れることで、ネジ止めの部分やバックルの穴を通す部分も丈夫に仕上げていった。
こうして、ラバーストラップも高級品へと昇華。瞬く間に世界中に人気が出ました。
しかし、その後ウブロにも衰退期が入ります…。一番の理由として上げられるのは、デザインの特許を取っていなかったという所。。。
ブランドの再興
ジャン=クロード・ビバー氏
ブランドの再興として、2004年5月 ジャン=クロード・ビバーがウブロに招聘(しょうへい)。この方、生きる伝説とまで言われています。
キャリア オーデマ・ピゲを経て、オメガに入り最年少で部門長になる。その後ブランパンという世界最古の時計ブランドを復活。その後オメガに戻りクォーツショック後のオメガを立て直します。
2005年、ウブロ ビッグバンを手がけ、非常にインパクトあるデザインで大ヒット!!瞬く間にウブロは世界中から注目されるブランドへと昇り詰めたのです。(ちなみにジャン=クロード・ビバー氏は、クラシックも非常に大好きだったということで、当時はトラディションという名で登場しています。2008年には、ビッグバン・クラシックというモデル名にチェンジし、2009年クラシックフュージョンと名前を変え、薄型スポーツモデルという新しいコレクションが誕生しました。)
ビッグバンはまさに復活の象徴ですね!
2021年。軽やかなハーフスケルトンダイアルから精巧なムーブメントが姿を見せる日本限定モデル登場。最速でスリーク新潟へ入荷しました!
ウブロが得意とする“オールブラック”のコンセプトを取り入れたブラックセラミック製ケースにホワイトラバー製ストラップを組み合わせ、シックなモノトーン演出。ブラックとホワイトのカラーコントラストが際立つ新作「アエロ・バン オールブラック ホワイト」が、日本限定77本のみという希少性も魅力です!
ベースモデルは、2012年の発表以来、高い人気を誇る「アエロ・バン」。ケース素材はマイクロブラスト加工を施したブラックセラミックを採用し、角形プッシュボタンやベゼルサイドの仕上げなど、ウブロのアイコニックコレクション「ビッグ・バン」の特徴的なデザインが取り入れています。
ケースやダイアルの主な部分をマットブラックで統一する一方、針やインデックスにはそれぞれ異なる仕上げを施し、高い視認性を確保。またエレガントなホワイトラバー製ストラップと組み合わせ、カジュアルなスタイルはもちろん、ビジネスやフォーマルなど様々なスタイルに合うタイムピースです。
HUBLOTは、技術力の高さと華やかさを併せ持つ、美しいアート作品のような雰囲気を感じさせます。その存在は決して威圧的ではなく、精巧な作り込みに思わず覗き込むことでしょう。。
「成功者は誰しも努力をしている」の如く、ご自身を更なる高みに身を置く方へ、とてもお勧めのモデル&ブランドですね。
以上、長くなりました。
正直どのブランドも名作だらけで伝えきれませんでした。。オフィチーネパネライ 、ジラールペルゴ、ゼニス、ブライトリング、タグ・ホイヤー、グランドセイコーもお話ししたいのですが、それはまた店頭でお話しいたしますね!
長文お読みいただきありがとうございました!
寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください。瀬倉でした。
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