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【Grand Seiko 特集】歴史を深堀り編 Vol.2~東洋の時計王~

2024.02.24

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グランドセイコー フェア

開催店舗:スリーク新潟 スリーク富士見 スリークEXPOCITY

期間:2024年3月2日(土)~4月7日(日)

 

過去記事/【Grand Seiko 特集】歴史を深堀り編 Vol.1~服部金太郎~はこちら

 

「すべての商人は、世間より一歩先きに進む必要がある。

ただし、ただ一歩だけでよい。何歩も先に進みすぎると、

世間とあまりに離れて預言者に近くなってしまう。

商人が預言者になってしまってはいけない。」

 

服部金太郎氏が残した有名な言葉からも伺えるように、懐中時計が主流だった時代、その一歩だけ先を見て”腕時計時代の到来”を見据えた氏は、天才時計技師の吉川鶴彦氏とともに研究と試作に没頭していました、、

 

1913年(大正2年)初の国産腕時計「ローレル」を発売。

この時代は、かの徳川幕府の最後の将軍である徳川慶喜が没した年。

元号も大正にはいり、いよいよ新時代に突入したタイミングで氏は国産初の腕時計を発売にこぎつけました。

 

まだまだ「腕につける時計」が普及するには時間が要すると思われていた矢先、、、

 

その翌年、1914年(大正3年) 第一次世界大戦が勃発。

その影響でドイツ製の時計は輸出が止まり、戦地から離れた島国にある「精工舎」の時計は、世界中から多くの需要を取り込み、兵士たちが腕に着ける時計は戦地で大いに活躍し本格的な腕時計の普及が始まったのです。

 

「ローレル」の発売があと1年遅かったら、、と思うと、

抜群の先見性をもったスピード経営に氏の才覚が垣間見られます。

 

日清戦争から始まり、日露戦争、第一次世界大戦と、それら戦争という障壁を越えるたびに飛躍を遂げ、

 

この頃から服部金太郎氏は”東洋の時計王”と呼ばれるまでの隆盛を極めていきます。

精工舎には、初代首相を務めた伊藤博文の筆による「精巧可以冠東洋」(精巧をもって東洋に冠すべし)の額が掲げられていたとの事。

※1916年当時の精工舎社屋全景

 

名実ともに東洋一の時計工場となった精工舎、またまた苦難が訪れます、、

 

1923(大正12)関東大震災により工場の大半が全焼。

甚大な被害を受けた精工舎は、一部を除いてその多くが全焼。

マグニチュード7.9、死者行方不明者10万人超という歴史上でも類をみない壊滅的な状況でありました。

当時の様子は「灰燼に帰する」と表現されていたほど。

そんな中、当時62才だった服部金太郎氏は、その4日簿後には復興に向けて歩み出していくのです。

その2か月後、仮工場で復興の目処がたち営業開始の新聞広告を打ち大きな話題になりました。

 

その内容とは、、

「震災前にお客様から預かっていた時計は約1,500個。

(その全てを焼失したが)全てのお客様に対し新品同様の時計をもってお返しする。」

という旨の新聞広告を打ったのである。

顧客第一主義を貫いたこれは大きな反響を呼び氏の懐の深さを世に示したお話しであり、こういう姿勢が復興を早めていったことは想像に容易いですね。

 

1924(大正13) セイコー時計が誕生。

苦難を乗り越え復興に向け歩んでいるこの時代に、服部金太郎氏は歴史的モデルを発表。

ロゴに「SEIKO」の文字を冠した時計が世に出ました。

実はこのモデルの試作品は、関東大震災の前日に出来上がっていたようです。

この試作品の名は「グローリー」(直訳すると栄光・賛美・名誉)。

数個ある試作品のうち腕時計1点だけが手元に残ったという奇跡。

 

その奇跡を「新たにスタートをする象徴」にしたいう想いと、「創業当時の原点に立ち返る」という想いを込め「セイコー」と名付けたとの事。

また「グローリー」は、震災でひっくり返った「ゴロリ」と、どことなく語呂が似通っていて縁起が悪いね、、、などという話もあったようです。

もしかしたら、震災がなければSEIKOブランドは存在していなかったかも知れないですね。

 

かくして、セイコー時計は次々と新型を発表し、

その名を「セイコー」で統一し商標登録もして、復興のシンボルとして日本を活況に導いた会社の一つとなりました。

 

いよいよ次章、「Grand Seiko」が登場。

 

 

つづきはこちら⇒【Grand Seiko 特集】歴史を深堀り編 Vol.3 ~GS誕生から衰退、そして復活へ~

 

 

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