【Grand Seiko】2024年新作 世界限定 SLGH021

【Grand Seiko】2024年新作　世界限定　SLGH021

2024.04.16

スリーク新潟、スリークEXPOCITY、スリークWEB STORE

2024年、グランドセイコーから「厳美渓」の神秘的な景観をダイヤルに映すメカニカルウオッチが登場します。

日本の名勝で天然記念物に指定されている「厳美渓」は、メカニカルウオッチの製造拠点である岩手県を流れる磐井川中流の渓谷。この厳美渓の荘厳で神秘的な景観を新たな型打ち模様とライトグリーンのカラーリングでダイヤルに表現しました。

「厳美渓」(genbikei) ＝岩手県の栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、おう穴・滝・深淵と表情を変えながら２Kmにわたって渓谷美を見せる「厳美渓」。日本の名勝として名高い荘厳なこの景観を、ダイヤルに型打ち模様とライトグリーンのカラーリングで表現。光の角度により表情が幾重にも変化する、鮮やかさと爽やかさを感じさせるダイヤルです。

優れた耐食性を誇るエバーブリリアントスチール

ケースとブレスレットには、ステンレススチールとして世界最高レベルの耐食性を備えた「エバーブリリアントスチール」を、エボリューション9コレクションでは初めて採用しました。一般的な高級時計に使用されているステンレススチール材を上回る耐食性と白く美しい輝きを併せ持つ素材です。

エバーブリリアントスチールの最大の特徴は、極めて優れた耐食性です。孔食指数（こうしょくしすう）が40を超えるステンレス鋼は、鉄鋼業界では”スーパーステンレス”に分類されます。エバーブリリアントスチールそのものではありませんが、そのベースとなったスーパーステンレスは海洋構造物や化学・商品系プラントで使われるほど高い性能を持ち、既存の腕時計用SSの性能数値を遥かに凌駕します。SSの錆びにくさの評価基準のひとつが、塩化物環境で腐食に抵抗する能力を示す孔食指数です。従来のSSは20程度、904Lが35程度に対し、グランドセイコーが採用するエバーブリリアントスチールは40以上もあります。しかし、高性能ステンレス鋼の特徴として鍛造も切削も難しいのが一般的です。その為、サンプル材を取り寄せ、実際に加工し審美性と加工性の検討を重ねました。このようにして、条件に見合うスーパーステンレスにたどり着き、エバーブリリアントスチールが誕生しました。

加工性がよい、といってもそれは”スーパーステンレスにしては”であって、実際は従来のSSよりも遥かに鍛造も切削も困難でした。既存技術をベースに各工程をひとつひとつ見直し、加工条件を確立させました。もちろん研磨も難しいのですが、従来の条件を見直し歪みのない鏡面を実現しました。こうしてエバーブリリアントスチールは、これまでのSSよりも白く美しい輝き、特に筋目仕上げにおいては、一層白さが際立つようになりました。

キャリバー9SA5

デュアルインパルス脱進機（高効率な脱進機）やツインバレル（二つの動力ぜんまい）を採用することにより、毎時36,000振動のハイビートでありながら最大巻上時は約80時間駆動を達成。独自の水平輪列構造によって、ムーブメントの薄型化も実現します。さらに腕時計として完成された時の重心位置にもこだわりました。ムーブメントの底面からりゅうずの中心までの距離を縮め、可能なかぎり裏蓋側へ寄せることで、腕時計としての重心位置を下げ、安定した腕なじみと快適な装着感を実現しました。

ブランドコンセプトである「時代の一歩先をゆく」を具現化した世界限定モデルです。店頭にも並ぶ機会が非常に少ないと予想されますので、気になる方は是非お早めにお問い合わせくださいませ。