【メゾン・カルティエ】〜タンクの歴史〜
2018.04.18
スリーク新潟
今日は、Cartierコレクションでも重要な
【タンク】
の歴史についてご紹介します。
Cartierの時計で知ってるものは?
皆さんタンクを思い浮かべると思います
それほど知名度が一番ある時計です。
けれども意外と知らないのが歴史的な部分だと思います。
タンクをお持ちの方、これから買おうかなと思っている方に
歴史に触れたいと思います
タンクが誕生したのは第一次大戦中の1917年(第一次大戦1914~1918)
ルイ・カルティエが第一次大戦中に登場した戦車のフォルムからヒントを
得ています、そして1919年に市販化されています。
第一次大戦に登場したマークⅠ型戦車
最初のタンクウォッチは、ヨーロッパにおけるアメリカ遠征軍の司令官
ジョン・パーシング将軍に、感謝の気持ちを込めて贈られました。
時代背景としては、ココ・シャネルが1910年に「シャネル・モード」という
帽子専門店を開業しました。
1915年に「メゾン・ド・クチュール」OPEN
1916年にジャージ素材を取り入れたドレスが話題になりました
第一次大戦も終わり、開放的になった
女性達を、締め付けたドレスから一気に開放した時代でした。
COCO CHANEL
そのような時代背景もあり、Cartierのタンクは瞬く間に人気を得ました。
現在でも、女性人気NO1の時計です。
フランスは、19世紀末から大戦勃発までの時代をベル・エポック(良き時代)と
言われパリが繁栄した華やかな時代でした。
*どんな時代か知りたい方は、ウッディ・アレンの映画
「ミッドナイト・イン・パリ」をご覧下さい。
タンクには色々なバリーエーションが昔からあります。
過去のモデルを並べたら書ききれないくらいの数です。
また、Cartierと言えば、超有名ブランド
しかし、過去に経営危機に至った時代もありました。
60年代、カルティエ一族が経営不振から
パリ、ロンドン、ニューヨークに昔から構えていた3店舗
ロンドン、ニューヨークの支店を、別の企業に手放しています。
その間に、別企業のCartierネームの時計が存在します。
特に、アメリカ製品は粗悪なものが多く、Cartierの品位を
大きく損なうものでした。
*なんと「タンク」が当時の価格で150ドルという破格の価格で販売されていました。
当時の価格を日本円に直すと(1ドル 360円)
なんと¥54,000
60年代の日本では、大学初任給が¥13,100 平均月収が¥21,000
70年代には入り、ニューヨーク支社を買い戻し
150ドルのタンクに代わって、純銀製で金メッキを施した
「マスト・タンク」を発表しました。
価格は500ドル(¥180,000)
「マスト タンク」は、アメリカ市場の高精度な時計を求める顧客に対し
クオーツムーヴメントを搭載したモデルを1980年以降発表しています。
これが、若い世代に受け入れられ大ヒット
ラッカー文字盤のカラフルな物も受けた理由でした。
マスト タンク
タンクは、歴史も長く、多くの人たちに愛される時計です。
各国の著名人もタンクの愛用者です。
有名な方では、ジャクリーン・ケネディ
アンディ・ウォーホル
モハメド・アリ
ラルフ・ローレン
マドンナ
書ききれないほどの著名人がタンクを使っています。
中でも有名なのがアンディー・ウォーホル
彼の有名な言葉が
「タンク ウォッチを使うのは、 時間を見るためじゃない。身に着けるのに最高の時計だから使っているのさ。
その証拠に、 僕はゼンマイさえも巻かないんだ」。
・・・言ってみたい!
話が長くなりましたが、4月28日から
カルティエフェアが始まります。
過去、現代、未来のカルティエに触れる
いい機会ですので、是非一度、お店に足を運んで下さい。
※ちなみに、カルティエのコーポレートカラーのボルドーは
1974年からです。
無料駐車場もご用意しております。
*台数に限りがございますのでお電話で、ご確認下さい。
お問い合わせ
スリーク新潟
TEL:025-210-2511
MAIL:info@threec.jp