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ブライトリングを紡ぐ者たち~Vol.②

2021.01.10

スリーク新潟

 

 
皆さまこんにちは!
古町6スリーク新潟の(自称)看板娘、なかむらです(*・ω・*)
 
 
フェアに向けて、歴史を振り返りながら気持ちを高めていこう〜〜とスタートを切ったこのブログ。
前回のブログでは、小野里氏がブライトリング家の3名の偉人を紹介してくれました(^^)
 
 
 
今回のお話は、ブライトリング存続の危機を救った1人の英雄が主役です!
 
 
 
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物語は70年代後半。
ブライトリングはブランド存続の危機を迎えてしまいます。
当時、時計業界に大打撃を与えたクオーツショックの影響が大きく、機械式時計の人気が低迷・・・。
ウィリーも高齢になり、病床に伏せるようになります。
また、子供のいなかったウィリーは後継者難の問題に直面していたのでした。
 
 
後継者をずっと探し続けていたウィリーでしたが、自身の右腕として長年活躍していた盟友から一人の男性を紹介されます。
その人物こそが、ブライトリング4代目となるアーネスト・シュナイダー!!
まさにブライトリングの危機を救った出会いとなりました。
 
 
 
Ernest-Schneider-Sicura1
アーネスト・シュナイダー
なんだかこの写真好きなんですよね(*´ `*)
 
 
 
アーネストは、当時クオーツ時計を次々と開発していた「シクラ」という時計ブランドを経営しており、クオーツ分野に長けた人物でした。
しかも、電子工学の専門家でもあり、パイロット!!
多才な方だったんですね。
 
 
 Sicura_ad_quartz_1977
シクラの広告.
元々アーネストはこんなクオーツウォッチを作っていました。
 
 
自らもパイロットだった彼は、ブライトリングの時計を数本所用していたといいます。
アーネストに対してウィリーが語った事は、ブライトリングの歴史やブランド哲学、「伝統のある機械式クロノグラフだけは守り抜いて欲しい」という熱い思いでした。
 
 
 
クオーツ時計の価格が著しく低下し、時計を大切に扱う気持ちが薄れていく風潮に違和感を感じていたアーネスト。
悩みに悩んだ末・・・
「熟練した時計職人が丹精を込めて組み立てていく機械式時計にこそ、本当の価値が存在するのではないか。」と、ブライトリングを継ぐ決心をします!!
 
 
 
「単にブライトリングの経営を引き継ぐのではなく、歴史も哲学も全てを引き継ぎます。」というアーネストの返事に、ウィリーは涙したと言います( ;  ; )
 
 
 
ブライトリングの存亡をかけてアーネストが取り組んだプランは3つ!
 
 
①ブライトリング復活のシンボルとなる新型の自動巻きクロノグラフの開発
 
\\1983年クロノマット発表//
n4 
イタリアのアクロバット空軍であるフレッチェ・トリコローリのために開発され、公式時計に採用されました。
上の写真は3時位置にフレッチェ・トリコローリのロゴが入っていますね。
 
アーネストが何度もパイロットの元に足を運び、必要とされる機能を追求して改良に改良を重ねた上で、ようやく開発された渾身のモデル!
なんと完成するまでに100個以上のプロトタイプを作ったそう…∑(゚Д゚)
翌年の1984年には民生用に発売され、おしゃれなイタリアの方々から人気に火がついたと言います。
 
また、クオーツ時計が引き続き人気だったなか、本格的な機械式時計を待ち望んでいた方も多く、クロノマットは世界中で大ヒットとなります。
間違いなく機械式時計復興の切り札になった伝説のモデルなんです!
町中の時計店には「ブライトリング完売」の張り紙が貼られていたとか・・・。
 
 
 
②ブライトリングの伝統であるナビタイマーを継承していく
 
\\1985年オールドナビタイマー発表//
 n3
手巻きのレマニアムーブメントcal.1872を搭載。
皆様にもお馴染みのウイングロゴがここではじめて登場します!!
 
アーネストがウィリーと交わした「伝統を継承していく」という約束を形にしたのが、ブライトリングの代表モデルであるこのナビタイマーでした。
いい意味でずっと変わらない、今見ても惹かれる普遍のかっこよさはこれからも受け継がれていくのでしょうね。
 
 
 
③クオーツ技術を駆使した最先端の多機能パイロットウォッチの開発
 
\\1985年エアロスペース発表//
n5  

 

100m防水、クロノグラフ、カウントダウンタイマー、アラームなど・・・当時これほどの多機能ウォッチは存在しなかったといいます(°_°)!!
 
実はこのエアロスペース、元々電子工学の専門家でもあったアーネストが一番作りたかったモデルなのでは?とも言われています。

ブライトリングの経営を引き継ぐ前まで経営していたシクラは低価格帯の時計を作っていたため、エアロスペースのようなアナログ+デジタル=アナデジの時計は製品化するのが難しかったようなんです。

 

ここまでの多機能ウォッチを完成させたことは自分の夢を実現できた大切なモデルだったのではないでしょうか?

 
 
 
ブランドの復興、クオーツ時計全盛期の中で機械式時計職人を集める事、伝統を活かした物づくりなど・・・きっと想像を絶するほど苦しいことばかりだったと思います( ;  ; )
彼の活躍を振り返ると、アーネスト無くして今のブライトリングは考えられません!!
実際、ブライトリング復興のための3つのモデルは今もなおブライトリングを支えるモデルとして君臨しています。
 
 
 
・・・と、今回はここまで!
次回もおたのしみに♡
 
 
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 おすすめ♪ 
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クロノマット 42 B01 ジャパンエディション  
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¥979,000(税込)
好きすぎて何回も何回もご紹介しているような・・・。
様々なnewクロノマットのカラバリの中で、スタイリッシュかつ合わせやすいこのカラーが人気高し。
1984年の初代モデルを更にモダンレトロに進化させたマルチパーパスモデルです!
【こちら】のブログで詳しく紹介しているので是非☆
 
 
 
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クロノマット オートマチック 36
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¥572,000(税込)
10月末に発表されたばかりのこのモデル!!
歴代のクロノマットは全てクロノグラフでしたが、ついに初の三針モデルがお披露目です。
上記36ミリの機械式と、他にはクロノマット初となる32ミリのレディース向けクオーツウォッチのバリエーションあり。
36ミリは女性だけではなく、男性にもおすすめです☆
クロノマット32入荷ブログは【こちら】
 
 
 
最後に・・・
クロノマットの歴史を更に知りたい方はこちらも絶対見逃せませんよっ!!
 
 
 
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