お勧めのスーパーオーシャンをご紹介
2020.11.28
スリーク新潟
こんにちは。
スリーク新潟の飯田です。
寒い日が続いて夏生まれの私としては辛い季節となってきました。
特に朝起きるのが辛いですよね、、、
そんな時はダイバーズウォッチを眺めながら熱い季節、青空と真っ青な海を思い浮かべ気持ちだけでも夏になろうとしています。。。。
そんなわけで、本日はもうすぐ今年最後のブライトリングフェアが開催されるということで
ブライトリングの人気ダイバーズウォッチ【スーパーオーシャン ヘリテージ】についてご紹介しようと思います!
はじめに
ブライトリングと聞いて『パイロットウオッチ』や『クロノグラフ』といったイメージを思い浮かべる人は多いと思います。
しかし、ブライトリングの過去のアーカイブにはそれらだけでなく名作と呼べるような時計が数多く存在しています。
現在ではブランドとしてそれらのタイムピースに脚光を浴びせようと取り組んでいます。
2019年に登場したプレミエシリーズはその1つであります。
では、パイロットウオッチでもない、クロノグラフでもない、でもブライトリングを代表する時計と言えば・・・・
それはスーパーオーシャンではないでしょうか。
初代スーパーオーシャンは1957年に誕生。
実はナビタイマーが誕生したたった5年後のこと。
決してパイロットウオッチばかり考えていたブランドだったわけではないのです。
これらが1957年に誕生した初代のスーパーオーシャンです。
世間ではレジャーでのダイビングが盛んになり始めており、各ブランドがダイバーズウォッチを精力的に開発していた時代です。
当時の広告でもスーパーオーシャンを紹介しながらも、自分達のクロノグラフや航空業界との関わりなどを文章で強調するあたりに
当時からブライトリングのパイロットウォッチに対しての拘りが感じられます、、、
さて、このブライトリングの『スーパーオーシャン』シリーズですがブライトリングのラインナップの中では現在2極化しています。
◆スーパーオーシャン・・・現代のダイバーズウォッチ
◆スーパーオーシャンヘリテージ・・・57年初代スーパーオーシャンの復刻シリーズ
このような区分けです。
今回はこの中のスーパーオーシャンヘリテージについて取り上げたいと思っています。
スーパーオーシャンヘリテージの初出は2007年でした。
そして2020年には期間限定品として57年のオリジナルデザインを色濃く再現した”スーパーオーシャンヘリテージ’57”が登場しました。
▲左:スーパーオーシャン ヘリテージ 右:スーパーオーシャン ヘリテージ’57
2007年に登場したスーパーオーシャンヘリテージを初めて見た時には衝撃を受けました。
当時はまだ腕時計バブルの名残りがあり、スポーティーでモダンな時計が多く出ていた時。
このようなクラシカルな時計、しかもメッシュのミラネーゼブレス仕様というある意味斬新なモデルでした。
今でこそ各ブランドでミラネーゼブレスが作られていますが、当時はブライトリング以外なかったように記憶しています。
ミラネーゼブレスはどこか古臭いイメージがあってどこも採用していなかったのだと思います。
それが一周回って2007年にブライトリングが復刻した時には非常に高い人気を博しました。
それが伝播して他社でも採用するようになりました。
スーパーオーシャンヘリテージの魅力とは
➀デザイン
ずばりスーパーオーシャンヘリテージの魅力とは幅広いスタイルに合わせられる万能性だと思います。
現代のダイバーズウオッチというとスポーティーなデザインの物が多くなりカジュアルファッションにはいいけどスーツスタイルにはちょっと、、、と思う人もいると思います。
▲Ref:M17368D71I1S1 ケースにDLCコーティングを施したスーパーオーシャン
個人的にはスーツスタイルでもスポーティーなダイバーズはアリだと思っていますが、そこらへんは個人個人の意見が分かれるところ。
ダイバーズウオッチの中でもロレックスのサブマリーナーやオメガのシーマスター300などはスタイルを選ばず合わせやすいモデルだと思います。
しかし、サブマリーナーやシーマスター300も誕生したのは1950年代。
サブマリーナーが1953年、シーマスター300は1957年なんです。
実はスーパーオーシャンと同じ時代なんですよね。
▲左:初代シーマスター300 右:現行シーマスター300
これらサブマリーナーやシーマスター300はダイバーズウオッチを代表するモデルの1つでありますが
どれも『レトロ』と言った印象はないと思います。
表現にはレトロ、クラシック、ヴィンテージ、モダンなど様々な言い回しがあります。
主観ではありますが、現行のサブマリーナーはデザインのルーツが1953年ですが現在は洗練されており『クラシック』さはあまり感じられません。
むしろどこか『モダン』な印象さえ感じられます。
一方、現行シーマスター300に関しては『ヴィンテージ』と言った表現が当てはまるモデルのように感じます。
それに対してスーパーオーシャンヘリテージは『ヴィンテージ』と言った要素はもちろん『レトロ』という表現も当てはまるように思うのです。
特にそのレトロ感はスーパーオーシャンヘリテージ’57に強く感じられます。
さらに言えばスーパーオーシャンヘリテージにはクラシックさもあります。シーマスター300もクラシカルな要素はありますが、スーパーオーシャンとは何か違うんですよね。
そんなヴィンテージであり、クラシカル、そしてレトロ、そのような時計がスーパーオーシャンヘリテージだと個人的には感じています。
そのスタイルはカジュアルにもスーツにも不思議とマッチしてしまう魅惑のデザインだと思います。
②ダイバーズウォッチ
スーパーオーシャンヘリテージの魅力の1つは”ダイバーズウォッチ”ということにあると思います。
ダイバーズウォッチという安心感は大きいと思います。
ダイバーズウォッチなので防水性があります。3気圧防水(日常生活防水)あれば十分という考え方もありますが
『もしも』を考えると防水性は高い方が安心です(まぁ、『もしも』ってどういう状況だ?とも思いますが。。。)。
ただ、防水性が高すぎるとケースの厚さが出てきますし、ケースが厚くなると着け心地にも影響が出てきます。
しかし、スーパーオーシャンヘリテージは200M防水、ヘリテージ’57は100M防水なので厚さは気になりません。
ヘリテージ’57の防水性100Mをダイバーズと呼んで良いのかどうかの議論はありますが、スキューバーダイビングまでのダイビングでなければ大丈夫。
少なくとも日常の生活においては十分な安心感です。
さらに、ダイバーズウォッチならではの魅力と言ったら回転ベゼルだと私は思います。
クロノグラフが付いてなくても回転ベゼルがあれば時間計測は容易にできます。
むしろ大ざっぱな時間経過を知るならクロノグラフよりも回転ベゼルを使った方が瞬時の把握はしやすいです。
つまり、防水性と時間計測といった実用性がダイバーズの持つ要素であり、クラシカルな時計でありながらその実用的なところが魅力の1つなのです。
スーパーオーシャンヘリテージVSスーパーオーシャンヘリテージ’57
両者の違いがある部分を抜き出しました。
➀ムーブメント
まずは内部のムーブメント。
ヘリテージは業界でも評価の高いケニッシのMT5612をベースとしたムーブメント、Cal.B20を搭載しています。
パワーリザーブも約3日間あり、テンワは両受けとなっています。
近年ではチューダー以外ですとシャネルやノルケインなどが採用しています。
一方、ヘリテージ’57のCal.10はETA2892をベースとしている為、マニアな人には汎用ムーブだということでケニッシムーブを使ったヘリテージに軍配が上がりそうです。
確かにCal.B20はパワーリザーブも長く、それだけでもCal.10よりも魅力的に感じるかもしれません。しかし、毎日時計を身に着けるようでしたらその差はあまり関係ないでしょう。
また、Cal.10に使われているETA2892は確かに多くのブランドに採用されているムーブメントですが、逆に言えばそれだけ信頼性が高く、メンテナンスもしやすいということ。個人的に思う汎用ムーブメントの一番のメリットは技術者なら誰でも修理できるところと代替えパーツが見つかりやすい、というところです。
どういうことかと言いますとベースの機械が多く出回っている為、仮に何十年後にブランドが消滅してもその時計を修理し続けることが可能だということです。
そのような観点から見ると汎用ムーブは世代を超えて長く使っていくにふさわしいムーブメントだとも言えます。
▲ブライトリングCal.B20
②スペック
次にスペック面ですが本格的にダイビングする方でしたらヘリテージ’57よりもヘリテージの方がお勧めになります。
理由はリューズがねじ込みだからです。もちろん防水性が高い方が安心ですし、何よりもリューズがねじ込みでない場合はパッキンだけで防水性を担保しているので
パッキンが劣化した際にはダイビングでの浸水は免れません。また、劣化していなくとも何かの拍子にリューズが引き出されてしまう危険性もあります。
そのような観点からダイビングにも使用するならヘリテージがお勧め。ベゼルが逆回転防止なのも本格的で良いです。
一方、ヘリテージ’57はダイビングをしないのなら、その薄さが魅力的です。これは防水性を100Mに抑えた要因でもあるのですが、防水性を高くするとケースの厚みが出ます。ケースを薄くする為にヘリテージ’57は100M防水という選択をしました。そのおかげで袖口への納まりは良いです。
また100M防水ということでリューズをねじ込みにしなかったことで、時計が止まった時にゼンマイを巻き上げるのが楽になっています。リューズがねじ込みですと、その都度リューズのネジを開閉しなくてはなりません。またそれによってリューズやリューズチューブの摩耗の原因にもなります。
非ねじ込みリューズのヘリテージ’57はそのような心配がないところも魅力の1つです。
③デザイン
これは好き嫌いが分かれるところかと思います。
ヘリテージ’57はオリジナルに近づけて12,3,6,9時位置のインデックスにドットの夜光が入っています。
このデザインが他の時計にはない個性になっているのですが、逆にそこを毛嫌いする人もいるだろうな、と思われるデザインだと思います。
また、ヘリテージ’57のインデックスは全体に夜光が入っているのに対してヘリテージはインデックスの先端に夜光が入っており、インデックス自体は光沢のあるアップライドなので高級感が感じられます。
昔ながらのボンベ文字盤ですり鉢状になったベゼルのヘリテージ’57はレトロ感の強い雰囲気でカジュアルな感じも併せ持ちます。
ヘリテージの方は57年に誕生した時計のデザイン的アイデンティを損なわずに現代風にうまくアレンジしており、スーツやカジュアル、スポーツ、どんなスタイルにも好き嫌いなくあわせやすい万能なデザインだと思います。
④その他
その他、細かな違いの部分で言いますと、日付表示があるかないかで両者の違いがあります。
個人的には日付は不要派なのですが、仕事で使うのに日付は欲しい!とおっしゃられる方も多くいます。
時計コレクターなど多数時計を持っている人は日付不要派が多いように感じますが、一般的には日付を必要とする人が多いように感じます。
あと、ヘリテージ’57は期間限定生産ですので購入できる期間は限られているというのはある意味大きな違いかもしれません。
どちらか一方を選ぶが難しいと思う人は両方を手に入れてもいいのでは?と思える2本です。
また、定番のヘリテージはサイズ展開が3サイズあります。ケース径が42㎜、44㎜、46㎜となっています。
上の画像はサイズを同じにしていますが、こうして見比べると44㎜が若干の箇所が文字盤の仕様違いとなります。
➀12時位置のインデックスが長くなっています。
②Bロゴがシルバー色(他は金色)
③ロゴの下の文字が無くなり1884だけになっている。
④カレンダーの下地が文字盤と同色になっている。
ヘリテージ’57は42㎜しか存在しないので大き目のサイズが欲しい人はこちらの44㎜、46㎜などを選択してみてはいいのでは。
装着インプレッション
ちなみに横から見るとこんな感じです。
右側のヘリテージ’57はケースの厚さだけでなくブレスレットも薄くなっています。
また、ヘリテージ’57のベゼルがスリ鉢状になっているのが横からだとよくわかります。
この違いが実物を並べて立体的に見た時に感じる両者の違いを一番感じさせる要因のように思います。
ブレスレットの厚さも違いますが、バックルも違います。
同じケースサイズなのですが、ボリュームがある分、左側のヘリテージの方が若干大きく感じられます。
この角度からだと両者の違いがよく分かります。
右側のヘリテージ’57はせり上がったすり鉢状のベゼルとドーム状の風防、ボンベ文字盤などがクラシカルな雰囲気をより強く演出しています。
右のヘリテージ’57は薄くて軽いので着け心地は抜群に良いです。
一方、左の定番ヘリテージもラグが長く、安定した着けやすさがあります。ヘリテージ’57より厚さと重さはありますが、ブレスレットもそれにあわせた厚みがあり重心バランスもとれているので装着した時の着けやすさの差は両者で感じられません。
ダイビングの歴史
さて、話は変わりまして、ダイバーズウォッチなるカテゴリーがありますがそもそもダイバーズウォッチという時計が誕生する背景、
ダイビングの歴史についてご紹介します。
現在では『ダイビング』なんて言葉は比較的当たり前のように使われますが
多分、おおくの人がダイビング=レジャー的な感覚で捉えているのではないでしょうか。
人類にとってダイビングとはどのような経緯から生まれてきたのでしょうか?
もちろん海に潜るというのは人類の探検心というのも大きかったと思うのですが、
大きく発展していく背景としては難破船からの回収作業の必要性があったのです。
初期の頃のダイビングはダイビングベル(潜水鐘)と呼ばれる物を使って潜っていました。
その後、18世紀になってダイビングスーツが生み出されました。
空気ポンプによって空気が送られるので全くの自由というわけではなかったようですが
ダイビングベルによる制限からは大きく解放されました。
こうやって見てみるとダイビングというのは宇宙服のような時代があって、
深海への探検は非常に大きな冒険だったのだなぁ、、、、と思います。
いま、私たちが『ダイビング』と言って思い浮かべるのは所謂『スキューバダイビング(自給式ダイビング)』だと思います。
このスキューバが発明されたのが1943年。
あのジャック=イヴ・クストーらによるものでした。
このようにしてダイビングが進歩を遂げ、職業となると同時に趣味としても定着していったのが1950年代だったのです。
そのような社会の中、各時計ブランドもダイバーズウオッチを開発していくことになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スーパーオーシャンに限らず、いろんなブランドからダイバーズウォッチが発売されており、
時計好きも、そうでもない人も、ダイバーズウォッチは男心をくすぐるデザインの物が多いと思います。
でも単にデザイン性だけでその時計を手にするのではなく、その誕生背景に想いを馳せて身に着けると
さらにダイバーズウォッチを身に着ける醍醐味が味わえるような気がします。
ダイバーズウォッチを眺めながらダイビングの黎明期から成熟期にかけてダイビングに挑んだ人達の気持ちを想像していると、冒険心や探検心など男の子なら幼少の頃は誰もがもっていたワクワクするような気持ちが呼び起こされるのではないでしょうか。
そんな魅力的なダイバーズウォッチというジャンルにおいて、スーパーオーシャンヘリテージはそのダイビングの歴史の初期を支えたモデルの1つの意匠をインスパイアしており、先にも述べましたがレトロな雰囲気がとても魅力的だと思います。
スタイル的にもファッションを選ばず身に着けやすいデザインも万能性がありあらゆるシーンで活躍してくれる時計ではないでしょうか。
できることなら、個人的にはナビタイマーとスーパーオーシャンヘリテージ両方を手にしながら空と海に想いを馳せたいものです。。。
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