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【パネライ・アベレナメント】Vol.7 ~フォントの話①~

2018.10.20

スリーク新潟

おはようございます。

 

スリークの飯田です。

 

本日、私は大阪におりますっ!

 

もちろん仕事です。

 

大阪は今年の5月にも来たのですが、好きな土地です~

 

 

さて、先週まで6回に渡ってパネライの歴史やら関係者やら

 

なんか難しそうな内容を書いてしまっていましたが、皆さんついて来れたでしょうか????

 

今回からはしばらく軽い感じの内容にしたいな、と思います。

 

あ、ただ個人的にはパネライの面白さはデザインよりも歴史だと思っています。

 

是非、一度はゆっくりでいいので見ていただきたいですっ!

 

 

1.ルミノール ロゴの場合

 

さて、ワタクシ飯田が所有しているパネライ。

 

ルミノール ベースロゴ 品番PAM00000

 

この品番が0というのに惹かれて買いました。

 

何か原点、という感じがしていいですよね。

 

PAM00000

 

他に惹かれたのは以下のところ。

①手巻き

②裏蓋がシースルーになっていない

③2針

 

他にも理由はあるのですが、大きくはこの3つでしょうか。

 

(このモデルに対する私の熱い想いは以前のコチラのブログで語ってます。)

 

永らく、このロゴマークが付いているモデルは希少性が高かったのですが

 

最近バリエーションが増えてきましたね。

 

それでも個人的にはこの『OP』マーク好きです。

 

やっぱりオメガの時計には『Ω』マーク欲しいですし

 

ロレックスには『王冠👑』マークが欲しいのと一緒!

 

そんな0番ですが、マイナーチェンジをしたのが2016年のこと

 

PAM01000

 

ラグのベルト取り付け部分がネジからバネ棒へと変更。

 

裏蓋もスクリューからスナップへの変更などがありました。

 

防水性が300Mから100Mとなりましたが日常使いでは全く問題もなく

 

価格も抑えることが出来ており変わらず魅力的な商品だと思います。

 

ムーブメントも0番と同じユニタス6497-2をベースとしたOPⅠを使用。

 

このユニタス6497-2を使っているところも個人的にはグッとくるところだったんですよ。

 

(ユニタスムーブに関してはコチラ

 

そんなロゴが

 

今年、2018年にモデルチェンジをしてしまわれました。

 

PAM00773

 

 

 

 

何が大きく変わったかと言いますと・・・・

 

 

 

 

 

 

 

フォントが!!!!

 

 

 

 

6。

 

 

 

 

クルッと回って最後くっついていない6が・・・・

 

 

 

くっついてしまいました。。。。

 

 

 

 

9も同じく・・・・・

 

 

 

 

悲しい・・・・

 

 

 

 

 

これ、何でくっついていなかったか知っていますか?

 

 

 

パネライの伝統的な文字盤は二重構造(いわゆるサンドイッチ文字盤)になっていました。

 

 

 

下板に夜光塗料は塗り、数字をくり貫いた上板を重ねあわせるといったものです。

 

なぜ、このような手法をとったのか。

 

①こうすることによって夜光塗料を何度でも塗りなおして繰り返し使えるから

 

②下地の夜光を厚く塗ることが出来るので発光量を増やすことができたから。

 

以上のような理由で考案されました。

 

 

で、このサンドイッチ文字盤にするには数字の線をくっつけるわけにはいかないわけなのです。

 

わかります?

 

数字の線をくっつけちゃうと真ん中の丸くなった部分が抜け落ちちゃうのです。

 

だから、パネライのアラビア数字は特徴的なデザインになっているのです!

 

そのアラビアの6と9の線がくっついてしまったんです。。。。

 

ま、ロゴモデルはサンドイッチ文字盤じゃないので、関係ないのですが

 

私は少し悲しいのです。。。。。

 

 

 

その他には!

 

 

 

 

 

12も若干変更されました。

 

全体で再度見比べてみると・・・・

 

 

 

パッと見た時の印象は同じでも

 

じっくり見ると違いに気づき、

 

その違いが分かると、どっちが好みかというのが出てくるものです。

 

パネライの時計の面白さってそういうところなんです。

 

一見、似たような時計でも、よーーーーく観察すると違いが見えてくる。

 

その違いを発見するのが楽しいんです。

 

 

 

 

2.ムーブメント

 

しかしですねぇ、文字盤が変わったことを嘆いても仕方ありません。

 

いや、むしろ新しい文字盤の方が好みの方もいると思いますしね。

 

それよりも何よりも

 

新しくなって一番の特筆すべきところがムーブメントです。

 

「P.6000」の画像検索結果

 

↑PAM00773に搭載されている新型ムーブメント『P.6000』

 

今まで使用されていたのが

 

ユニタスというムーブメントメーカーの6497-2というムーブメントをベースにパネライが改良を加えたOPⅠというムーブメントでした。

 

 

↑これが素のユニタス6497です。

 

これを改良すると。。。

 

 

↑OPⅠ

 

こんな感じになります。

 

新しく搭載されたP.6000はこのユニタスムーブに代わる物として開発。

 

 

コストを抑える為、パーツに施す装飾は最低限に抑え

 

それでありながら、他のパネライの自社ムーブ同様、ダブルブリッジのテンプ受け

 

そしてこれもまたパネライらしくフリースプラング緩急針

 

高級機仕様のこれらの作りが嬉しいです。

 

パワーリザーブも3日間なので、安定した精度が出しやすいですし良いんじゃないでしょうか?!

 

 

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今日のパネライ

 

さて、そんな流れの中で本日紹介するモデルはコチラ。

ルミノール ベース ロゴ スリーデイズ アッチャイオ – 44MM

PAM00774

44㎜

100M防水

550,800円

 

 

 

 

本日ご紹介したルミノール ベースロゴ(PAM00773)と共に今年新しく登場した新作です。

 

パッと見て気づくと思いますが、ベルトだけでなくロゴの色が青なんです!!

 

裏蓋はこんな感じ。

 

スクリューバックぽいですが、スナップです。

 

 

もちろん、暗闇でもドーンと来い!なパネライらしい視認性です。

 

PAM01000からPAM0773になってフォントが変わった話をしましたが、

 

フォントの好みに関しては好き嫌いあると思うんですよ。

 

PAM01000の方が好きだった!という人ももちろん居ると思います。

 

でも!このロゴが青は今回からです!

 

 

パネライのコーポレートカラー(イメージカラー)はブルーです。

 

そのブルーをロゴに配したこのモデル!

 

とても魅力的ではありませんか?

 

 

 

 

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過去記事

PANERAI avvelenamento Vol.1 ~パネライの歴史①~

PANERAI avvelenamento Vol.2 ~パネライの歴史②~

 
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