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【パネライ・アベレナメント】Vol.11 ~ケースの話~

2019.01.26

スリーク新潟

こんにちは。

 

スリーク新潟の飯田です!!

 

最近、クォーツの時計が欲しい病になっています。

 

昨年は仙台のエスパス タグ・ホイヤー仙台に居たので『よし!今年はタグのクォーツを買おう!!』と思っていたのですが異動があり

 

なんやかんやでまた機械式を買ってしまった2018年。

 

 

 

休みの日に手に取って止まっていない時計が欲しいんですよね。

 

しかも気楽に着けれる1本。

 

だからカジュアルにタグかブライトリングのクォーツかな?と思ってはみたり、

 

でもクォーツの技術を見ているとGSが欲しくなったり

 

そんなこと考えているとラグジュアリーにカルティエのタンクが欲しいなとも思ったり

 

そしたらSIHHでサントス・デュモンが発表されたり、、、、と私のクォーツ欲しい欲求のターゲットが定まらず悶々としております。。。。

 

 

 

 

そんなどーでもいいような悩みの中、今日もパネライのお話をさせていただきますw

 

先週はブレスレットについて書きましたが

 

本日はケースについて書きたいと思います。

 

 

 

 

ちなみに

 

パネライほどケースに力を注いでいるブランドはあるのだろうか?

 

そんなふうに思うくらい、パネライは『ケースが命!!』といっても過言ではないくらいケースづくりに力を入れているブランドです。

 

独特のクッションケースを採用しており、正面から見るとどれも同じ形に見えるのですが

 

パネライのケースは大まかに分けて4種類あります。

 

1.ラジオミール

 

2.ラジオミール1940

 

3.ルミノール1950

 

4.ルミノール

 

この4つです。

 

 

 

 

パネライ・ケースのいろいろ

↑ラジオミール

 

パネライウオッチの元祖であるラジオミール。

 

プレスをかけて叩き上げられたケースにワイヤーループのラグが取り付けられた形状。

 

プロトタイプが1936年に作られて、1938年からイタリア海軍に実践投与された。

 

↑ラジオミール1940

 

1940年代に入るとラジオミールのワイヤーループのラグを太くしてより頑丈にしたのが

 

現行モデルで言うところの『ラジオミール1940』である。

↑ルミノール1950

 

ラジオミール1940の発展形として、リューズガードを備えたのが1950年代に誕生する。

 

その形状を模しているのが現行で言うところの『ルミノール1950』である。

 

 

このPAM00372は軍に供給されたモデルを忠実に復刻したモデル。

 

ケースのエッジの立たせ方など凄く手が込んでいます。

 

 

パッと見た目ではラグは溶接でケースに取り付けられいるように見えます。

 

しかし、パネライの時計はラグの溶接はしていません。

 

全て一枚の鉄から削り出しています。

 

しかも、鍛造でケースの硬度を高めた後に切削をするという非常に高難度なことをしています。

鍛造で作っている時計ブランドで

 

ここまでキリッと各所にエッジが効いた付くりをしているブランドはそうありません。

 

↑ルミノール

 

1990年代に入って民生用に作られるようになったルミノールはこのような形状となっていきます。

 

ルミノール1950と比べると面が多いケースになります。

 

しかし、それでもエッジの効かせ方は半端ないです。

 

他のモデルと同様に溶接ではないか?と思ってしまうようなケースとラグの接地面です。

 

 

 

ドンツェ・ボーム

 

この、超難度の高いケースを作っているサプライヤーが名高い『ドンツェ・ボーム』というサプライヤーです。

 

ドンツェ・ボームはあのリシャール・ミルのケースも作っているんです。

 

リシャール・ミルと言えば、作っているモデルのほとんどが1,000万円以上のブランド。

 

あのケース形状も独特で製造困難なデザインというのが分かりますが、それさえも製作できちゃうのがドンツェ・ボームなのです。

 

パネライとドンツェ・ボームとの付き合いは98年にパネライが世界デビューした時からです。

 

当時、アンジェロ・ボナーティ氏はヴィンテージのパネライの時計を持ってありとあらゆるケースメーカーを回っていました。

 

しかし、その独創かつ複雑なケース形状の時計を見て、どこのサプライヤーも難色を示していました。

 

そのような中で、その難題に手を挙げたのがドンツェ・ボームでした。

 

↑左下のくりぬいた状態から、冷間鍛造でプレスを何度も掛け、切削を施し、最後には右上のケース形状になっていくのです。

 

出典:webChronos

 

写真で見ると簡単そうに思いますが、

 

否!

 

めちゃくちゃ大変な作業なんです。

 

特にこのPAM00372びケースは凄い手のこんだ作りになっています。

 

出典:webChronos

 

「ケースサイドのエッジのラインは、ケースの角で交わらなければなりません。まず、ケースサイドにエッジのラインを真ん中に入れること、そして、そのラインをケースの角で1点に交わらせること、それが最も難しいポイントです。エッジのラインは鍛造後のケースを切削して出すのですが、次の研磨の工程で、このラインを崩すことなくポリッシュするのも困難な作業です」

 

 

 

 

↑ラジオミールケース

 

文字盤はシンプルですっきりしたデザインの多いパネライですが

 

ケースの作り込みは他メーカーと比較しても非常に手の込んだ作りになっています。

 

文字盤が複雑だと複雑な時計で、製造コストがかかっているように見られがちですが

 

パネライは文字盤がシンプルが故に、簡単に作られているようにみられがちですがそんなことはないのです。

 

ムーブメントも含めて、かなり手の込んだ仕事をしているブランドです。

 

興味を持たれた方は今度、実物を手にとって色々なパネライのモデルを色々な角度から観察してみてください。

 

面白い発見があると思います!

 

 

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今日のパネライ

さて、今日ご紹介するパネライはコチラ。

ルミノール サブマーシブル1950 アマグネティック 3デイズ チタニオ

PAM00389

47㎜

300M防水

1,210,000円+税

40,000A/mの耐磁性能

 

今年のSIHHではサブマーシブルの種類が色々と出ていて

 

さながら『サブマーシブル祭り』のような状態でした。

 

今後のパネライはサブマーシブルが要注目のように感じます。

 

このモデルは40,000A/mの耐磁性能があります。

 

JIS規格では耐磁時計を1種は4,800A/m、2種の強化耐磁時計は16,000A/mに耐えれるものと定めています。

 

携帯やタブレット、PCなどあらゆる磁気の発生するものに接している現代社会において、非常に頼もしいスペックです。

 

防水性が高いのも良いですよね。

 

ただ、実は今日ご紹介のこちらは既に生産終了しているモデルです。

 

モデルチェンジしており現行はPAM01389という品番になっています。

 

 

↑こちらが現行モデル。

 

秒針が青くなっています。

 

どちらが良いかは好みがあるかと思いますが、個人的には既に生産終了しているレア感のあるPAM00389推しです。

 

最近、個人的にサブマーシブルが凄く魅力的に見えてきています。

 

今まではパネライといったらミリタリー感のあるデザインの方が好きだったのですが

 

スポーティーなデザインが今の気分です。

 

ぜひご覧になりに来てみてください。

 

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過去記事

PANERAI avvelenamento Vol.1 ~パネライの歴史①~

PANERAI avvelenamento Vol.2 ~パネライの歴史②~

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