『ウブロティスタになりたいっ!』Vol.4
2019.03.27
スリーク新潟
こんにちは。
スリーク新潟の飯田です。
突然ですが
HUBLOTを『ヒュブロット』と言ってしまったり
SINNを『シン』と言ってしまったりしたことのある方、
大丈夫です。
そんな方は沢山います。
たまにありますよね。
雑誌とか読んでいてもどう読めばいいか分からない横文字、、、、
さて、本日はビッグ・バン、クラシック・フュージョンに続いて2014年に発表されたシリーズ
スピリット オブ ビッグ・バンをご紹介したいと思います!
601.NM.0173.LR
45mm
100m防水
2,440,000円+税
現在のウブロを語る上でもう1つ忘れてはいけないモデルがコチラ
『スピリット オブ ビッグ・バン』です。
トノーケースのモデルです。
サイズは45mmと42mmの2サイズ展開です。
搭載するムーブメントはHUB4700.
この機械、見て気づいた人はいますでしょうか?
もし、ムーブメントを見て気づいたという人がいたなら相当のオタク。。。。。
いや、時計博士、時計大好きっ子です。
このムーブメントは
ゼニスのエル・プリメロがベースとなった機械です。
エル・プリメロについてはもうご説明するまでもないかと思いますが
1969年に誕生した自動巻きクロノグラフのムーブメントです。
エスペラント語で『NO.1』を意味するネーミングで、毎時36,000振動のハイビートムーブメントです。
1969年というのは面白い年で世界初の自動巻きクロノグラフが誕生した年なのですが、
この年に3つの『世界初自動巻きクロノグラフムーブメント』が誕生しているのです。
1つがブライトリング、ホイヤーなどの連合軍によるCal.11
もう1つがゼニスのエルプリメロ
そしてセイコーのCal.6139
ゼニスはエルプリメロを1月10日に発表。これが世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントと言われていますが製品化されたのが9月。
一方、Cal.11は発表は3月3日だったものの製品化されたのはエルプリメロよりも早かった。
そういった意味ではこちらも世界初。
しかし、実はセイコーのCal.6139を搭載したモデルは1969年6月には既に店頭に並んでいたそうです。
実質、世界初の自動巻きクロノグラフを発売したのはセイコーだったようですが世界的な発表などがされておらず認知されていなかった模様です。
そんな時代に誕生したムーブメントの中で
エル・プリメロが今なお現役ムーブメントとして作られています。
完成度の高さが伺えます。
2000年まではロレックスのデイトナにも採用されていましたし、かつてはパネライも採用していました。
ゼニスがLVMHグループに入ってから同グループのタグ・ホイヤーだけが使用することが出来ていましたが、
ウブロもまたLVMHグループに入ったことでこの名機を使用することが出来るようになりました。
36000振動だと何がいいのか?
それは安定して精度を高くすることが出来る
ということです。
回っているコマを想像してもらう分かりやすいかもしれませんが
台の上でゆっくり回っているコマは台を揺らすと倒れます。
早く回転しているコマは揺らしても安定して回り続けます。
時計の心臓部であるテンプも振動数が高いと衝撃や姿勢差の影響が受けにくいのです。
ただ、ハイビートだとパワーリザーブやオイルの問題が出てくるのでなかなか量産には向きません。
それを量産向けとして製造できているのがエル・プリメロなんです!
スピリット オブ ビッグ・バン・・・・
ビッグ・バンの精神ですよ。
このネーミングに込められた想いというのは相当な気がします。
ウブロにとってビッグ・バンはブランドをここまで急成長させてくれたモデルです。
そんな代表モデルの心臓部に世界一のムーブメントを搭載したのが
スピリット オブ ビッグ・バンなのですっ!!
他人よりも一枚上手のウブロを選ぶならスピリット オブ ビッグ・バンなんて選択肢もいいですよね。
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