【 ZENITH 】傑作 クロノマスター オリジナル 1969 を実機レビュー。
2022.09.22
スリーク新潟
ZENITH クロノマスター オリジナル 1969 の実機レビューを書いてみました。
1969年、ゼニスは象徴的なモデルとなった エル・プリメロ A386 を発表しました。1960年代らしいカラフルなデザインが特徴的です。2021年6月、ゼニスは A386 を復刻するにあたり、オリジナルサイズ 38mm を忠実に守りつつ、最新のムーブメントを搭載しました。
最新のムーブメントとは、高振動 エル・プリメロ 3600 自動巻クロノグラフのこと。パワーリザーブは60時間。毎時36,000振動の高精度と10分の1秒計時機能を備えた、トリコロールカラーのクロノマスター・オリジナルです。
A386 に通じた後継モデルで、直径は38mmケースを採用。自動巻クロノグラフムーブメントを最初に開発したブランドとして、1969年に発表された A386 は、世界初の自動巻一体型ハイビートカレンダー付きクロノグラフです。このクロノグラフムーブメントは、既存の自動巻キャリバーの上にクロノグラフモジュールを搭載するのではなく、完全に統合された一体型の自動巻クロノグラフムーブメントなので、高い審美性と高精度を兼ね揃えた。と言われています。
クォーツ危機が機械式時計業界を襲い、スイスでは数多くのブランドが倒産することに。。ゼニスも当時経営危機となり、新しい経営陣のもと、クォーツ時計製造に注力した歴史があります。ムーブメント設計者であります シャルル・ベルモ氏 は、エル・プリメロの製造に必要な機器を屋根裏部屋に保管していなければ、間違いなくこの世の歴史から消えていたと言われています。そう、有名なロレックス デイトナも今日にはなかったかもしれません。。。他の時計メーカーにムーブメントを供給することで、ゼニスは業績が好転していきました。
歴史を見てもとても興味深いものがあります。そして、A386 のレトロな見た目を完全に現代の技術によって昇華させたのが、傑作 クロノマスター オリジナル 1969 なのです。
ホワイトマット仕上げを施した文字盤上に、3色カウンターが見てとれます。サンバーストグレー、濃いグレー、ブルーという、3色のトリコロールカラーは時計世界のおいても象徴的なデザインになります。インダイヤルは太い黒地で視認性も良く、赤いクロノグラフ針は10秒で1周します。
通常60秒で1周しますが、10秒で1周するクロノグラフ針は見るのも操作するのも楽しいです。
オリジナルモデルと同じ書体で書かれた el primero はとても古典的です。植字されたスターロゴは、近代的なデザインです。
実際に装着してみました。38mmサイズは非常にコンパクトです。当時と同じサイズというと、非常に感慨深いものがあります。ケースは薄く収まりがすごく良いです。そしてブレスレット仕様でも軽く感じます。複数本所有するオーナー様へ間違いなくお勧めできる逸品ですし、ファーストウォッチとしても非常にお勧めしやすい時計です。
毎時36,000振動の高精度と60時間パワーリザーブは、現代における最高峰ムーブメントです。
1969年の A386 を忠実に復刻したクロノマスター オリジナルは、外さない間違いのない一本です。どうぞスリーク新潟でこの素晴らしいタイムピースを手に取ってみて下さい。
ムーブメント:高振動 エル・プリメロ 3600 自動巻クロノグラフムーブメント
パワーリザーブ:60時間
ケース径:38m
ケース:ステンレススティール
防水:5気圧(50m)
金額:¥1,100,000
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