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【 OMEGA 】シーマスター アクアテラ 150M の凄さと人気の理由は?

2023.04.19

スリーク新潟

【 OMEGA 】Spring Color Watch Collection  開催 4月5日(水) ー 5月9日(火)

 

今回は、OMEGA シーマスター アクアテラ について深く掘り下げたいと思います。

まずは シーマスター(Seamaster) がどのように進化を遂げてきたかご紹介したいと思います。

 

 

シーマスター(Seamaster)の軌跡 と パイオニア・スピリット

1932年 世界初のダイバーズウォッチ「マリーン」

ダブルケースデザインと拡張可能なストラップが備わったことで、当時ジュネーブ湖での初回テストでは水深73mの認定を得ます。その後の試験ではこの記録の2倍の水深に耐えることが出来たそうです。理由はケースが2つのパーツに作られているためです。ムーブメントを格納している内側ケースを覆うように、外側のケースがロック機構を使用して密閉しています。このことでリューズを守ることが出来ます。また人工サファイアクリスタルを使用したことで耐久性は通常のガラスの10倍でした。このことで、潜水士は水中で時間を計測する手段を手に入れました。

 

1948年 初代シーマスターの誕生

第二次世界大戦中に培った時計製造技術によって、都会でも、海でも、カントリーサイドでも使うことのできる究極のタイムピースへと進化しました。頑丈なケース、風防、長いリーフ針を備えることで、堅牢でありながら洗練されたスポーツウォッチとなりました。

 

1957年 オメガ初のプロフェッショナルダイバーズウォッチ「シーマスター300」

1950年代後期以降はダイバーズウォッチとして防水性能を大幅に強化したヘビーデューティ系の「プロフェッショナル」も開発されるようになりました。ブラックのダイヤル、夜光インデックス、大型の針など、読み取りやすい表示を兼ね揃えた時計として人気を誇りました。ダイビングベゼルには、偶発的な回転を防ぐ特殊な安全機能も備わりました。

 

1963年 シーマスター 300  第二世代

進化したシーマスター 300 は、夜光バトン針や大型トリチウムインデックスによって、優れた視認性を備えていました。高い波にのまれても夜光ベゼルによって明確な視認性を確保できるとして、イギリス軍からも絶大な信頼を得ていました。

 

1971年 シーマスター 600 「プロプロフ」誕生

海での強烈な水圧に耐えられるように作られた独創的なプロプロフは、ヘリウム原子の侵入を防ぐモノコックケースを採用しています。またガスケットが圧縮するに従って優れた防水性を発揮するようになっています。さらに高い安全性を確保するため、リューズは大きなロック機構で保護され、ベゼルロックシステムは赤いボタンで解除できるようになっています。

 

1972年 シーマスター ダイバー 120m(後継機がアクアテラ)

水中でも操作し続けることができるクロノグラフ プッシャー を備えた大型ケースが特徴です。中央の60分積算計によって2種類の潜水計測が可能となりました。潜水時間だけでなく、ベゼルを調整せずとも減圧時間を測定することもできたと言われています。

 

1976年 シーマスター 1000

2009年まで、オメガがこれまでに製作した中でも最も防水性の高いモデルでした。大規模な探査を試みるプロフェッショナルのために開発されたもので、数年間の集中テストを経て発表されました。厚みのある「パイロットライン」のケースは、ダイバ〜の手首にぴったりフィットするような曲線を描き、凹凸あるケースバックは、ウェットスーツにもしっかりと固定される機能的デザインを持ち合わせていました。

 

1993年 プロフェッショナル ダイバー 300m

プロフェッショナル 300Mは、300m防水をはじめ、逆回転防止ベゼル、ヘリウムエスケープバルブを搭載したプロ仕様ダイバーズでした。波模様のダイヤル、スケルトン針、真円のインデックスも特徴でした。1995年から4 作にわたり映画「007」シリーズにも採用されたことで、一躍世界に知れ渡ることになります。

 

2005年 シーマスター プラネットオーシャン

プラネットオーシャンは、1957年のシーマスター 300のデザインからインスピレーションを得ています。オレンジカラーと600m防水機能で独自の個性を確立しました。そして革新的なコーアクシャル キャリバー 2500 を搭載し、長期的な性能を高めていきました。

 

2022年 シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ

五大洋それぞれの最深部に挑む世界初の有人探査「ファイブ・ディープス」は、潜水艇のパイロットで冒険家としても知られ、地球上の最高地点と最深地点の両方に初めて到達したヴィクター・ヴェスコヴォの発案によるものです。オメガはヴィクターの大胆な調査探検をサポートするため、ダイバーズウォッチのテクノロジーを新たな次元へと引き上げるモデル、「シーマスター プラネットオーシャン」を制作しました。卓越した技術によって生み出されたタイムピースは、新たな世界記録(水深10,935m、潜水時間12時間)を樹立しました。

 

 

このように OMEGA シーマスターは、時代と共に常にチャレンジし続け新たな技術開発に取り組んでいます。過酷な環境にも耐えうることが出来る時計を開発し続けることで、結果多くのユーザーに魅力的な商品を送り続けることが出来ます。

 

 

 

アクアテラ の凄さと人気の理由は、革新的なウォッチ・メイキング

前述にもご紹介しました シーマスター 120m はその後、2002年にシャープでスタイリッシュを纏ったアクアテラへと進化をします。回転ベゼルとヘリウムガスエスケープバルブというプロフェッショナルの要素を取り除き、防水性を抑えることで日常使いに適したサイズ感になりました。そしてビジネスシーンにも使えることで幅広い層に支持され、非常に人気が出ました。

 

人気の理由はサイズ感だけはありません。 革新的な ウォッチ・メイキング があります。量産実用化が進められていた「コーアクシャル脱進機」を搭載していたことです。どうやって OMEGA がコーアクシャル脱進機の開発が出来たのか、深堀りしたいと思います。

 

 

 

【  コーアクシャル脱進機の誕生とOMEGAとの出会い

ジョージ・ダニエルズ(イギリス人時計技師)

時計修復士の仕事をしながら アブラアム=ルイ・ブレゲ の製作した時計を研究していた ジョージ・ダニエルズ は1974年、同軸脱進機(コーアクシャル脱進機)を開発されたと言われています。この機構は、2枚のガンギ車を同軸上に配置することでガンギ車歯先にかかる摩擦を最小限に抑える設計によって、潤滑油補給の必要がなくオーバーホールの間隔が長くなる、というものです。量産が難しいこの時代、ジョージ・ダニエルズは2度に渡ってパテックフィリップに持ち込んだものの時期尚早ということで流れてしまったそうです。その後ロレックス社にも行きましたがここでも話がつきませんでした。

ニコラス・G・ハイエック(スウォッチグループ創業者)

1990年代半ば、スウォッチグループ 創業者 ニコラス・G・ハイエックとの出会いによって、コーアクシャル脱進機は量産化を企図します。これによって、1999年に『デ・ビル・コーアクシャル』(De Ville Co-Axial )のCal.2500に採用されオーバーホールの間隔を長くすることが出来ました。2007年、オメガはすべてを一から開発した自社製のコーアクシャル・キャリバー8500シリーズを発表しました。2011年には、キャリバー8500/8501にシリコン製ヒゲゼンマイを採用し、耐磁性を向上させました。

 

 

コーアクシャル脱進機はパーツの摩耗が極力少なく壊れにくいのが特徴で、注油もほとんど必要がないためオーバーホールまでの期間が長くなります。(通常は3〜5年周期ですが、OMEGA コーアクシャルは5〜8年周期としても良いとされています。)これはユーザーにとっても大きな利点で、メンテナンス費用を抑えることになります。

 

 

 

OMEGA が開発した Si14シリコン製ヒゲゼンマイの特徴

2008年、革新的な技術によってSi14シリコン製ヒゲゼンマイが誕生します。特徴は「軽量で外からの衝撃に強く、形状記憶、磁気帯びしない」ことで、理想的なヒゲゼンマイを作り上げました。従来のヒゲゼンマイはステンレス合金で作られてましたので、磁気帯びもしますし温度や衝撃にも弱く精度不安定に繋がっていました。この弱点を克服したことで、磁気帯びせず、耐久性高く、軽量なのでトルクロスもなくパワーリザーブも伸び、安定した精度を出す理想的なムーブメントへと昇華しました。

 

 

 

マスター コーアクシャル と マスター クロノメーター

マスター コーアクシャル とは

コーアクシャルとマスターコーアクシャルの違いについて、ネーミングが非常に似てますので少々分かりづらいと思います。両名の違いは、耐磁性能です。1000ガウスの耐磁性能をもつコーアクシャルに対し、マスターコーアクシャルの耐磁性能は15000ガウス。およそ15倍の耐磁性能を誇ります。

現代社会ではワイヤレステクノロジーが非常に発展したことで、磁気があらゆるところに存在するようになりました。前述した通りムーブメントの磁気帯びは精度不安定に繋がります。マスターコーアクシャルの15000ガウス耐磁性能は時計界においても圧倒的な数値で、最強の耐磁ムーブメントといえます。OMEGAは2013年、この最強の耐磁ムーブメント コーアクシャル 8508 を発表しました。

 

マスター クロノメーター とは

コーアクシャル搭載モデルの性能を客観的に評価をするために2015年に制定されたのが、スイス連邦軽量・認定局(METAS)との共同開発によるテストです。このテストを受けるに、C.O.S.C.のテストをクリアしたムーブメントでなければなりません。C.O.S.C.のテストは、どのメーカーのムーブメントかわからない様に真っ白い文字盤をつけて、15日間(3つの温度下による5つの姿勢差)で平均値に入った範囲のムーブメントにC.O.S.C.認定をします。

 

C.O.S.C.認定を受けたムーブメントはその後、OMEGA 自社工場にて METAS による 8つのテストを10日間かけて受けます。そこでは15000ガウスの高磁場環境によるムーブメント試験、ムーブメントをケースに入れた上での耐磁試験、2つの異なる温度環境下で6つのポジションによる姿勢差、パワーリザーブ残量が100%と33%時の精度試験、ケーシング状態での防水試験などです。

これらC.O.S.C.とMETASのテストをクリアした超耐磁性のクロノメーターだけが、マスター クロノメーターの称号を得ることができます。2018年以降、OMEGAのすべての製品は国際保証期間は5年に延長されました。ここまでご紹介した通り、OMEGAの革新的なウォッチ・メイキングによって、シーマスター アクアテラ は現在も人気の高い理由の一つといえます。

 

 

 

シーマスター アクアテラ 150M のご紹介  

それでは、ここからは シーマスター アクアテラ 150M をご紹介します。

品名:シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 41MM

品番:220.10.41.21.03.004

サンブラッシュ仕上げのブルー文字盤は中央から光の筋が放射状に伸び美しく輝きます。ベゼルはポリッシュされ高級感があります。

手首周り15センチほどですが、41ミリサイズは大きすぎず時間も読み取りやすいです。遠目でもケースとブレスレットの美しい仕上げを見ることができます。シンプルだからこそ長く愛せる理由ですね。

 

品名:シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 41MM

品番:220.10.41.21.10.001

カラーダイヤルが非常に人気が出ている中、今年はグリーンに注目です。落ち着いたトーンなので主張しすぎず、人と違った印象を与えてくれます。シーマスター アクアテラ 150Mではアバンギャルドなカラーですので個人的にはおすすめの1本です。

 

品名:シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 38MM

品番:220.10.38.20.01.001

40ミリアンダーがお好みの方には38ミリのアクアテラがオススメです。普遍的なブラックカラーは何年経ってもいい時計だなと感じていただけます。ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍する1本です。

品名:シーマスター アクアテラ 150M コーアクシャル マスター クロノメーター 38MM

品番:220.10.38.20.02.001

都会的な印象を与えるホワイトダイヤル。アプライドインデックスや針はグレーカラーによってスタイリッシュに。ラバーベルトに交換するだけでアクティブな雰囲気に変わります。

 

 

 

 

OMEGA シーマスター アクアテラ 150M は、シンプルな佇まいでありながら高級感が非常にあります。また機能面ではここまでご紹介させていただいた通り、超高耐磁性能ムーブメント、クロノメーター、マスター クロノメーター認定と高精度を証明しています。また防水性も150Mと安心してお使いいただけますので、時計が初めてな方から機能的なものが欲しい、ブランドバリューが欲しい方へもオススメです。

 

 

 

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Spring Color Watch Collection  開催 4月5日(水) ー 5月9日(火)

 

 

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