続・ワインディングマシーンは必要?不要?
2017.09.24
スリーク新潟、スリークBP
おはようございます!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日はよく店頭でお問い合わせの多い
「週に2日程度しか使わないのですが、
ワインディングマシーンは必要ですか?」
についてのブログです!
(あくまでも個人的な意見ですのでご参考までに)
この話題に関して、
時計専門家、技術者、販売員等で
賛否両論様々な意見がありますが、
私の結論は
「ワインディングマシーンはあった方が良い」
その理由についての前に
まずは、ワインディングマシーンについての
メリット、デメリットを簡単にご説明いたしますと、
~メリット~
①自動で巻き上げてくれるので、
時計が止まらない(時刻を合わせる手間が省ける、
日付変更禁止時間帯が怖くない!)
②機械油の偏りが無いので、オイルが固まらない。
③時計に負荷がかからない!
(ここがポイントだと思います)
これらが挙げられると思います。
~デメリット~
①常に動かした状態になるので、内部パーツの摩耗が進む。
(特にオーバーホールを長期していない時計だと、
油切れ状態で歯車を動かすのでキケンです。)
②粗悪なものだとモーター部分で磁気帯をしてしまう可能性がある。
ざっとこのような感じでしょう!
自動巻きのお時計は、
「ローターで巻き上げる方が負荷がかからない」のです。
「角穴車」
というゼンマイを巻き上げる為の歯車があります。
自動巻き時計の場合、
手動でゼンマイを巻きあげると
この角穴車にかかる負担が大きく、
破損してしまうケースがあるようです。
(ねじ込み式リューズの場合
巻き上げ時に大きな負荷がかかるので特に注意です。)
例えば、
「手でリューズを巻くとカタカタと異音がする」
「手巻きができない」
といった症状は
この角穴車の歯が破損している場合もあります。
オーバーホールを出された際、
お見積りでオーバーホールにプラスで
リューズの部品代がかかることがありますが、
「角穴車」の摩耗でリューズ交換が必要との内容も見られます。
したがって、
手動でゼンマイを巻きあげるのは、
極力少ない方が良いのです。
「では時計を振って巻き上げるの?」
確かに負荷はかかりません。
ただ仮に、
時計を振って(ローターを使って)
ゼンマイをフルに巻き上げるとなると、
10時間くらい振っていなければなりません。。
そこで登場するのが、
「ワインディングマシーン」
ローターによる巻き上げを
代わりにやってくれる優れものです。
IGIMI(イギミ)
ウォッチワインダー
12,000+tax
耐久性に優れるマブチモーターを採用。
コンパクトサイズと静音設計で、
寝室や書斎など置く場所を選ばずお使い頂けます。
などなど、
この他多数のウォッチワインダーのお取り扱いが
古町店のみございます!
是非スリーク新潟にてご覧くださいませ!
■最後に
時計を常に動かしているので
確かに機械油の劣化は多少早まりますが、
現在の機械油は5年くらいではあまり劣化しません。
定期的にオーバーホールに出される方は、
ワインディングマシーンを使った方が機械に優しく、
それに時計も使いやすいです。
例外は、ビンテージのクロノグラフや生活防水程度の時計は、
湿気が入り込む可能性が高く、機械油の劣化が早まるので、
長期間オーバーホールに出さないような方は
大きなトラブルの原因になる可能性もあります。
ワインディングマシーンは
オーバーホールを定期的にするなら、
機械式時計の利便性を上げてくれる良いモノではないでしょうか。
お問い合わせ
スリーク新潟
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