TAG HEUER MONACO 50周年 ~歴史を振り返る~
2019.09.04
スリーク新潟
こんにちは、THREEC新潟 津沢です。
今年、2019年はTAG HEUERにとって特別な年です。
TAG HEUERを代表する時計、MONACOが誕生してから
50年という特別な年です。
50周年記念モデルの発売もあり、MONACOもりあがっていまね。
MONACOといえば皆さん思いつくのが、アメリカの映画俳優スティーブマックイーン
が着用していた時計として、知られていますね。
そのほかにも、TAG HEUER初の角型時計、自動巻きクロノグラフを初めて搭載した
モデル、そのほかにもたくさんあります。
今日は、過去のモデルを紹介しながら、モナコの歴史を振り返ってみようと思います。
TAG HEUER MONACO 誕生したのは、1969年
MONACO 1133B 1969年発表 通称:マックイーンモデル
ブルーの文字盤と赤い針が特徴。
MONACO 1133G グレー文字盤
1970年に販売されていたモデルです、積算計のダイアルが同じグレーで統一されています
同じグレーでも、積算計が黒のモデルもこの当時存在しています。
MONACO 73633B 1971年に発表
積算計が、秒針、30分計、12時間計とスリーカウンターに変更しています。
キャリバーも Cal11からValjoux7736に替わり
左リューズが右になっていますね、カレンダーも廃止になっています。
文字盤からAUTOMATICの文字が消えています。
自動巻クロノグラフから、手巻きのムーヴメントにかわりました
MONACO 1533B 1972年発表
左リューズにもどり、Cal11からCal15に変更されています
より安価なCal15を開発し搭載。
69年に発表した自動巻クロノグラフCal11 クロノマティックですが
皆が思っているほどの成功は納めていませんでした。
72年には、ベースムーヴメントを製造していたビューレーン社が
製造を中止したことも、クロノマティックの足を引っ張る要因でした。
70年代初めは、スイス時計にとって、苦難の連続で
スイスフランの高騰により、ホイヤー社以外にも深刻な影響を
与えていました、時計が高くなり、コストダウンを図っても
高価なものには変わりなく、スイス時計業界全体に暗い影を
落としていたのです。
MONACO 740303B 1974年発表
これも手巻きのムーヴメント Valjoux7740
MONACO 740303N PVD 1978年発表
ケースをPVDでコーティングした珍しいモデルです
一説によるとケースの在庫を処分したくて奇抜なモデルを
発表したとも言われていますがホントかどうかは謎
この年を最後にMONACOは姿を消します。
次回は、復活したMONACOについて、お話しようと思います。
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