HEUERからTAG Heuerへーひとつの継承史
2026.07.11
エスパス タグ・ホイヤー仙台、スリークEXPOCITY、スリーク富士見、スリークBP、スリーク新潟
HEUERからTAG Heuerへ。
1985年、時計の文字盤に刻まれた「HEUER」の名に、新たな3文字が加わった。
「TAG」。

創業から100年以上にわたり、ストップウォッチやクロノグラフの分野で革新を続け、モータースポーツとともに歩んできたHEUER。
1980年代初頭、スイス時計業界は大きな転換期を迎えていた。
日本製クォーツウォッチの台頭により、多くのスイスブランドが苦境に立たされ、「クォーツショック」と呼ばれる時代の渦中にあった。
モータースポーツとともに数々の名作を生み出してきたHEUERも例外ではない。
カレラやモナコ、オータヴィアといった伝説的なモデルを持ちながらも、市場環境の変化はブランドに大きな影響を与えていた。
その伝統あるブランドは、最先端技術企業グループであるTAG(Techniques d’Avant Garde)の傘下に入り、新たな時代を迎えることになる。
TAGは当時、航空宇宙やモータースポーツ分野の先端技術に携わり、F1ではターボエンジン開発にも関わるなど、「革新」を象徴する企業だった。
けれど、それは過去を塗り替えるためではなかった。
むしろ、ジャック・ホイヤーが築き上げた挑戦の精神を未来へ繋ぐための選択だったのだと思う。
サーキットの熱狂。
コンマ1秒を追い続けた執念。
機能美を追求したデザイン。
HEUERが大切にしてきた哲学はそのままに、そこへ革新という新たな力が加わった。

だからこそ、今のTAG Heuerには伝統と未来が同居している。
ヴィンテージのHEUERに心を惹かれる理由も、
最新のTAG Heuerに胸が高鳴る理由も、
その根底には同じDNAが流れているからだ。
HEUERからTAG Heuerへ。
それはブランド名の変化ではなく、
挑戦の歴史が次の時代へ受け継がれた瞬間。
文字盤のロゴが変わっても、
時を刻む情熱は変わらない。
むしろその鼓動は、今もなお力強く響き続けている。

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